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初出産の平均年齢や統計上の年齢|年齢が高いとリスクはある?
2018年10月02日

初出産の平均年齢や統計上の年齢|年齢が高いとリスクはある?

社会で活躍する女性が増え、晩婚化に伴い出産の年齢も遅くなっている現代。結婚の平均年齢や初出産の平均年齢について統計を交えてご紹介します。高齢出産が増える中、「年齢とリスクの関係」や「出産に適した年齢」について考えてみましょう。

初出産の平均年齢っていくつ?

女性の社会進出が進み、晩婚化により高齢出産も増えています。芸能人の中にも、高齢で出産するママを多くみかけるようになりました。初めて子供を出産する平均年齢はいったい何歳なのでしょうか?

厚生労働省が発表した平成28年の人口動態調査によると、初出産の全国平均年齢は30.7歳(2016年)です。仕事をする女性も多く、結婚する年齢も遅くなり、第1子を出産する年齢も上がってきているとみられます。次に、統計データによる出産年齢の推移をみてみましょう。

統計にみる出産の年齢

人口動態調査の結果の推移でみると、1975年(昭和50年)の第1子出産の平均年齢は25.7歳で、それ以降年々上昇しており、初産年齢の全国平均が30歳を初めて超えたのは2011年であるといわれています。2015年(平成27年)には30.7歳となり、2016年(平成28年)は横ばいとなりました。1975年のころと現在を比較すると、5歳も初出産の年齢が遅くなっています。

2人目、3人目の出産の年齢は?

初出産の平均年齢だけでなく、2人目、3人目の出産年齢も気になるところです。

内閣府の「平成29年版 少子化社会対策白書」によると、2015年の出産平均年齢は第1子が30.7歳、第2子が32.5歳、第3子が33.5歳です。これを30年前となる1985年のデータと比較すると、第1子が26.7歳(+4.0歳)、第2子は29.1(+3.4歳)、第3子は31.4歳(+2.1歳)とそれぞれ上昇しています。

30年前と比較すると、初出産の年齢だけでなく、第2子、第3子も年齢があがっていることがわかります。

やっぱり気になる「高齢出産のリスク」

統計的にも初めて出産する年齢は年々遅くなっており、高齢で出産を考えている方はちょっと安心する半面、「高齢出産によるリスク」について不安に感じることもあると思います。そこで、高齢出産により考えられるリスクについて考えてみましょう。

そもそも「高齢出産」って何歳から?

一般的に、35歳を過ぎてからの初めて出産することを「高齢出産」といいます。以前は30歳以上でしたが、30歳以上の初出産の人が増えたことで、35歳に引き上げられました。

すべての高齢出産の方にリスクが伴うわけではありませんが、35歳を過ぎての出産はリスクが高くなるということで、ここでは代表的なリスクについてご紹介します。

流産する確率が高くなる

全年齢を対象とした流産率は10~15%ですが、35歳以上の流産率は約20%といわれています。流産は無理をしたから起こるのではなく、母体もしくは胎児が妊娠を継続できない理由があるからで、高齢による卵子の老化や胎児の先天異常が理由とも考えられています。

先天異常の発症率が高くなる

高齢出産で心配される一つに、先天異常の発症率が高くなることがあげられます。先天異常の中でも染色体異常(ダウン症)の赤ちゃんが生まれる確率が高齢になるにつれて上がるとみられています。発症率を統計的にみると、20代では0.1%であるのに対し、35歳で0.3%、40歳では1%と増加します。

染色体異常の出生前検査は希望すれば受けることもできますので、医師に内容やリスクについてよく聞いたうえで、検査を受けるかどうか夫婦で相談して判断しましょう。

妊娠高血圧症候群に注意

ほかにも高齢出産で注意しなければならない症状として、妊娠高血圧症候群があります。妊娠に体にかかる負荷に対して体が対応しきれない状態になることによって引き起こされ、具体的な症状としては高血圧とたんぱく尿です。たんぱく尿のみで高血圧がみられない場合は、妊娠高血圧症候群と診断されません。

高齢出産の場合は妊娠高血圧症候群になりやすいとみられていますが、個人差があります。しかし、高齢出産の人より、高血圧や糖尿病の人や塩分やカロリーの摂取が多い人のほうが発症しやすいと考えられています。予防法としては、妊娠初期から睡眠、休養をしっかりとり、バランスの良い食事を心がけることで、妊娠高血圧症候群にかかるリスクをおさえることができます!

結婚から考える出産の年齢

仕事をしている女性が多い現代、晩婚化が進んでいます。特に30代になると、仕事を一通り覚えて任されるポジションとなり、仕事がおもしろくなる時期でもあります。「今は仕事を優先したいけれど、いつかは結婚して、出産もしたい」と思っている人もいると思います。いったいみんな何歳で結婚しているのでしょうか?

「平成29年度版 少子化社会対策白書」によると、2015年の平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.4歳となっています。30年前の1985年と比較すると、夫は2.9歳、妻は3.9歳上昇しています。

さきほど紹介したように、現代の初出産の平均年齢は30.7歳ですので、現代の女性の結婚・出産をデータでみると、29歳ごろに結婚をして、30歳で出産するのが平均的といえます。

女性の妊娠適齢期は何歳?

結婚の時期が平均よりも遅い場合もありますし、年齢に関係なくいくつになっても結婚することはできます。また、結婚してからも仕事を続ける人も多くなり、結婚してすぐには子供をつくらないという人もいると思います。

しかし、妊娠・出産については年齢による限界があります。そこで、女性が妊娠・出産するのにはいつが理想の年齢であるのか、考えてみましょう。

妊娠適齢期とは?

女性の生殖機能の面からみて、妊娠するのに適した時期のことを「妊娠適齢期」といいます。いくら高度技術である不妊治療が進んでいる中でも、妊娠が可能となる年齢には限界があるのです。

一般的に、妊娠適齢期は20歳から34歳までといわれています。35歳ごろから受精卵になる健康な卵子が減ってくるからです。また加齢とともに卵子は減少し、老化もしていきます。さらに加齢に伴って「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌も減少するため、妊娠を維持する力も低下してしまうのです。

医学的に妊娠可能な年齢は41歳前後

医学的に、女性が妊娠可能な時期は、閉経する10年前までといわれています。平均的に女性が閉経する年齢は51~52歳ごろとみられており、妊娠可能な年齢は41~42歳と考えられます。もちろん、閉経の時期には個人差があり10年ほどの幅があって一般的な目安であり、この年齢を過ぎてから妊娠している方もたくさんいます。それでも、妊娠・出産には年齢の限界があるということは事実です。

高齢出産ならではのメリットも

妊娠・出産するには適した年齢があり、高齢による出産にはさまざまなリスクが高まってくることがわかりました。

高齢出産にはリスクが伴うことは否定できませんが、その反面でメリットもあります。デメリットばかりクローズアップされることが多い高齢出産ですが、ここでは高齢出産ならではのメリットについてご紹介します。

精神的なゆとり

出産は子供を産んだら終わりでは決してありません。子供が誕生してから、長い子育てのスタートです。この「精神的なゆとり」は子育てをするうえでとても大切なことなのです。

高齢出産の方は人生経験豊富で、精神面が安定しているとみられています。子育ては自分の思うようにいかないことの連続で、年齢が若いママは精神的にもまいってしまいがち。もちろん個人差はありますが、高齢のママはさまざまな経験を積んだうえで子育てと向き合うため、精神的に負担を感じることなく育児を楽しめます。

経済的なゆとり

30代になってもバリバリ働いてから出産を迎える人が多いので、経済的にも余裕があるのが高齢出産のメリットでもあります。

子育てはもちろん体力が必要になります。そして、お金も必要になります。出産時だけでなく、赤ちゃんはオムツやミルク代がかかり、子供が大きくなるにつれて必要なものも変わってきますし、洋服もすぐに着られなくなったりと、想像以上にお金がかかります。

もし体力的に疲れたなと思ったら、ベビーシッターや託児所に子供を預けるという選択ができるのも、経済的なゆとりがある高齢ママならではのメリットといえるでしょう。

妊娠・出産への満足感

高齢出産となると、中には自然妊娠が難しく、不妊治療により赤ちゃんを授かった人もいるかもしれません。自然妊娠で授かった場合も、不妊治療により授かった場合も、子供ができにくいとされるリスクの中で新しい命を授かることへの喜びは多大なるものです。

また、母親になるということで、女性としてだけでないこれまでとは違った価値観や生きがいを感じることも多いでしょう。出産をして子供を育てていくことはもちろん大変ですが、子育てを通して得られる満足感も大きいといえます。

出産を意識してライフプランを考えましょう

閉経の時期や妊娠適齢期は昔も今も変わらない

昔の人は若いうちに結婚して、若いうちに出産をして子育てをするのがあたりまえという風潮でした。時代とともに、女性が社会で活躍するにつれて晩婚化が進み、それに伴って出産の時期も遅くなってきています。

20年前であれば、35歳を超えての高齢出産はとても心配されたものです。しかし、現代では40代でも妊娠・出産する人が増え、「年齢にかかわらず妊娠・出産できる」という錯覚をしてしまうこともあります。

確かに平均寿命も昔に比べて延びましたし、年齢よりも若く見える人が増えています。でも、閉経の時期や卵巣の寿命は、昔も今も変わっていないのが事実です。

「出産」を意識したライフプランを

「今の生活スタイルを変えたくないから、結婚はまだ先で」「仕事がおもしろいから、子供はもう少し先で」人それぞれ、自分のライフプランがあると思います。仕事に打ち込んだり、好きなことに没頭する女性は輝いていて、とても素敵です。

確かに、出産により自分の生活はガラリと変わってしまうでしょう。また、妊娠・出産により、女性の心にも体にも大きな変化をもたらし、いろいろな制約を受けてしまうことも事実です。

でも、加齢とともに卵巣や卵子が老化していくため「妊娠適齢期は35歳まで」ということ、さらには妊娠が可能となるのは閉経の10年前であるため「女性が出産するのは41歳から42歳ごろがリミット」ということは覚えておきましょう。

妊娠・出産は女性にとってかけがえのないものであり、命の誕生はとても不思議ですばらしい出来事です。出産を希望するのであれば、年齢による限度があることを念頭においたうえで、自分らしいライフプランを立てて人生を歩んでいきましょう。

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