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白暁燕誘拐殺害事件の概要・関連人物と行動・犯人
2018年10月02日

白暁燕誘拐殺害事件の概要・関連人物と行動・犯人

白暁燕誘拐殺害事件をご存知でしょうか。1997年に台湾で起きた誘拐殺人事件ですが、その被害者が台湾で人気の歌手女優である白水水さんの一人娘であったことと、犯人の残虐さで台湾中を震撼させた事件です。日本でも、話題になった事件の内容をご紹介します。

白暁燕誘拐殺害事件の概要

白暁燕誘拐殺害事件の概要
白暁燕誘拐殺害事件は1997年4月14日台湾で起こりました。「あしたのジョー」「巨人の星」などの漫画原作者で知られる梶原一騎氏と台湾で人気の女優白水水(パイ・ピンピン)さんの間に生まれ、彼女の下で幸福な毎日を送っていた16歳の少女白暁燕(パイ・シャオイエン)が誘拐され、500万ドルの身代金が要求されました。

誘拐から2週間後の4月28日、彼女は無残な遺体となって発見されました。死後8日から10日が経過していました。彼女が死んだ後も犯人は母親と身代金受渡しの交渉をしていたのです。

白暁燕誘拐殺害事件は台湾史上最大の誘拐事件とされています。以下は、ウキペディアからの引用ですが、現地報道と若干の違いがあります。

この事件とその後の追跡劇で暁燕を含めた5人が死亡、10人が負傷した。

1997年4月14日、私立醒吾高級中学(zh)2年に在学中の暁燕は、通学途中に誘拐された。犯人グループは500万ドルの身代金を要求した。冰冰はなんとか身代金全額は揃えた。しかし身代金受け渡しの失敗により、犯人グループは暁燕を殺害し遺体を遺棄した。

4月25日に警察が犯人グループのアジトをつきとめて急襲し、4人が逮捕されたが、3人の主犯格(林春生・高天民・陳進興)を捕り逃がした。

遺体発見時の写真を一部のメディアが掲載し、日本の写真週刊誌にも転載された。身代金受け渡しの際のマスコミの不手際が殺害の原因になったため、メディアへの批判が高まり、白母娘の住んでいた家の付近に、周辺の住民が「記者有罪」と書いた抗議の垂れ幕を下げた。時の総統李登輝は、「犯人らを発見次第問答無用で射殺せよ」との命令を発した。

8月19日、台北市内で3人の主犯格と警官800人との銃撃戦が起こり、警官2人(曹立民・黃慶財)が撃たれ、曹が殉職し黃が負傷。林も6か所に銃弾を受けて自殺した。

10月23日、残る高と陳は台北市の整形外科病院で顔を強引に整形させた後、医師夫妻(方保芳、張昌碧)と女性看護師(鄭文喻)の3人を殺害して逃亡した。

11月17日、高が警官隊に包囲されると、再び銃撃戦を起こすが、逃げ切れずに拳銃で自殺した。

11月18日、最後に残る陳は、南アフリカ大使館の駐在武官官邸に人質5人を取って、立て籠もり事件を起こしたが、翌日、民進党の謝長廷の弁護の約束を受けて投降し、逮捕された。

1998年1月22日、板橋地方裁判所は陳に対し5件の誘拐・殺人・強盗に対し死刑5回、別の暴行事件などで懲役刑合計59年9ヶ月を言い渡したが、張志輝(陳の義弟、林・高・陳の蔵匿容疑)は無罪判決。白冰冰はその判決に対し、正義が実証されなかったと納得しなかった。

日本の最高裁判所に当たる高等法院も、1999年3月16日、陳に対し白冰冰への賠償命令として1億7130万台湾元(当時のレートで約6億3000万円)という台湾史上最高額の判決を言い渡した。同年10月6日に陳の死刑が執行された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E6%9A%81%E7%87%95 |

小指切断・暴行の末に

排水溝で発見された遺体の傷跡は極悪非道そのもので、担当した検死でさえ「こんなにむごたらしい殺され方をした遺体は見たことがない」と言ったほど

出典: https://www44.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/602.html |
白暁燕誘拐殺害事件で、一番に話題に上がるのが犯人の残虐性です。有名人の子供で自身も女優として活躍していたことから目をつけられたのか、それとも、白水水への恨みなのか白暁燕誘拐殺害事件の犯行目的は現在も不明ですが、身代金を受け取れなかった腹いせに人質に暴行を加え続け命を奪ってしまうという理性のかけらも感じられない凶行です。

遺体で発見された白暁燕は、切断された個所からの出血を止めるために、小指の根元には細い針金がまかれていました。検視した医師によると、胃の中に内容物は何もなく誘拐されてから何も食べ物を与えられていなかったことが推察できます。

彼女の死因は、頭部腹部の殴打による出血多量及び内臓破裂で、暴行の挙句に死んだことが歴然としており、また、処女膜も破かれていたことから強姦されていたことも判明しています。

過熱し過ぎた報道が取引中止の原因

白暁燕誘拐殺害事件では、500万ドルもの大金を要求しておきながら、犯人はその取引現場に現れませんでした。それは、来なかったのではなく行けなかったと言うのが正しい表現でしょう。

白暁燕の母親である白水水は、台湾で大変人気のある歌手で女優です。彼女の一人娘が誘拐され身代金を要求されたというニュースは、台湾のマスメディアを報道合戦に駆り立ててしまいました。

新聞もテレビも大きく取り上げました。人質の安全を考えれば本来極秘であるはずの取引現場に特ダネを求めたマスコミが大勢いたため、犯人グループは身代金を受け取りに行けなかったのです。

この取引失敗が、マスコミが原因であると知った市民から、マスコミ各社は痛烈な非難を浴びることになりました。

日本での報道

白暁燕誘拐殺害事件は、著名人である梶原一騎氏の元妻との間に生まれた娘が被害者であることと、その残忍さから日本でも大きく取り上げられ、発見された白暁燕の遺体の写真が週刊誌に掲載されるなどしました。

しかし、白暁燕誘拐殺害事件は海外で起きた事件であることから、詳細が伝わらなかったため、白暁燕がどのように殺されたのかという点ばかりが話題になり、事実かどうか分からない噂が広まりました。

肋骨の殆どは折られ両手両足の爪をすべて剥がされ歯も上下殆ど抜かれた。髪はむしられまばらになり、両耳は爆竹を詰められ爆破、子宮内に釘を48本入れられた後、肛門と膣に鉄パイプを突き刺され直腸破裂、膣腔裂傷。最後は眼球をくりぬかれ、ワイヤーで首を絞められ絶命。
検死官曰く「こんなに凄惨な遺体を見たことがない」と衝撃を受けるほどだった。

全裸/処女幕損傷、膣破裂、肛門裂傷/肝臓破裂/左手小指切断/頭は鈍器で数箇所なぐられた跡あり、顔はグチャグチャ/まばらな髪の毛、目はえぐりとられてた/舌をべろ~んと引き抜かれたように出していた/体中に百箇所以上の内出血の跡、無数の殴られ蹴られた跡/マンコと肛門には鉄パイプを挿入された/両手両足を縛られて木杭をくくりつけられてた

出典: https://summary.fc2.com/summary.php?summary_cd=173844 |

白暁燕誘拐殺害事件の関連人物と行動

白暁燕誘拐殺害事件の関連人物と行動
白暁燕誘拐殺害事件の主な関係者は以下の通りです。

・白曉燕:被害者

・白冰冰:被害者の母親

・陳進興:犯人の一人(犯人の総勢数は不明)

・高天民:犯人の一人(〃)

・林春生:犯人の一人(〃)

・台湾警察

それぞれが、どのような行動をとったのか順に説明します。

誘拐犯

白暁燕誘拐殺害事件の誘拐犯人のグループがどれほどの人数だったのかは不明です。しかし、誘拐犯のアジトに警察が乗り込んだ時複数の逮捕者がおり、計画の中心事物とされている3人を取り逃がしていることから、かなりの人数が関わっていることが分かります。

白暁燕誘拐殺害事件の計画・実行犯は、「陳進興」「高天民」「林春生」の3人です。1997年4月14日、寮から学校へ登校途中の白暁燕を車で拉致誘拐すると、あらかじめ借りていた家へ向かいました。着くや否や暴行を加え小指を切断という凶行に及んでいます。

その後、2度の身代金交渉を試みるものの取引は失敗します。1度目と2度目の交渉の間に、白暁燕を暴行の末殺害しています。23日には警察に乗り込まれ銃撃戦となり、その混乱に乗じて逃走します。逃走した3人は、白暁燕誘拐殺害事件以後も犯罪を繰り返して逃亡し続けたのです。

犯人らは別件で6月6日台北県議員の蔡明堂を誘拐。この時に500万ドルを受け取った事が後に陳進興が逮捕されて判明。犯人らは逮捕されるまで数々の犯罪を行いながら10月23日台北市内の整形外科診療所で医師の方保芳、妻の張昌青玉、21歳の看護婦の鄭文諭の3人に手錠をはめ、それぞれ頭部を銃で撃ち殺害。これは高天民が整形手術を行い口封じの為であり看護婦の鄭文諭は殺害前に陳進興が強姦。
生きて逮捕されたのは陳進興。林春生、高天民は警察と銃撃戦の末自殺。

出典: http://eleanor5000.blog66.fc2.com/blog-entry-274.html |

白水水

白暁燕誘拐殺害事件の被害者白暁燕の母親である白水水は、娘が誘拐されたその夜、犯人からの連絡を受け指定された霊園事務所の側で、娘の半裸写真3枚と切り取られた小指を発見し、すぐ自警察に通報します。犯人は、警察とマスコミには知らせるなと要求していましたが、警察には連絡したのです。

要求された500万ドルを必死に用意して犯人からの連絡を待ちましたが、犯人から連絡があったのは18日でした。18日とその翌日の19日犯人との交渉で取引場所が決まったのですが、知らせていないはずのマスコミが彼女の家ばかりか取引現場にまで現れ、取引は行われませんでした。

取材に押し掛けるマスコミに対し「あなたたちは私を助けたいのか、傷つけたいのか」と怒りをぶつけています。28日無残な姿で排水溝で発見された暁燕の遺体と対面した彼女の絶望がどれほどか計り知れません。

警察

白暁燕誘拐殺害事件で警察は白水水の通報を受け「0414特別案件」として署内チームを結成しました。身代金受け渡し時に逮捕できるように準備を進めます。しかし、犯人からの連絡は電報で行われたため、4月15日~19日は何も出来ないまま待機するしかない状況でした。19日の取引は失敗、23日に犯人のアジトを確定するも犯人らの抵抗にあい主犯格を取り逃がしてしまいます。

26日に、被害者は生きているという予測の元、母親の白水水にテレビを使って犯人に人質を返してくれるよう呼びかける映像を流します。また、翌27日には犯人の近親者による説得をやはりテレビを使って行いました。11月18日、陳進興を逮捕。事件発覚から犯人逮捕まで7か月を要しました。

白暁燕誘拐殺害事件のその後

白暁燕誘拐殺害事件のその後

事件が与えた影響

白暁燕誘拐殺害事件直後、台湾市民は恐怖の中にいました。特に白暁燕と同じ年ごろの子供を持つ親はかなり敏感に反応し学校への子供の送り迎えは必ずしていて、皆早く家に帰るようにしていました。というのも犯人がまだ逃走中だったからです。犯行目的や背後関係も不明だったのも一因です。台湾の治安悪化が問題視され、警察署長は責任を取って辞任しています。

また、白暁燕誘拐殺害事件ではマスコミの過剰な報道が問題視され、被害差は殺されたのは枡上のせいであるとマスコミに対しての抗議デモが起こりました。

白水水のその後

白暁燕誘拐殺害事件で、女手1つで愛情をかけて育ててきた一人娘を殺害された白水水は追悼本「燕よ、空へ―慟哭を乗り越えて」(日本ではルー出版から1998年)を出版しましたが、子供を失った悲しみが癒えることはなく、もう一度子供が欲しいと体外受精での出産を試みます。

しかし、彼女の願いがかなうことはなく、15回目の時に医師からこれ以上の人工授精は危険であると止められ、泣く泣く諦めました。

その後彼女は、白暁燕誘拐殺害事件を風化させないために「白暁燕文教基金会」を設立きして、「社会安全」「道徳教育」「誘拐被害者の心身のケア」に関する法律の制定及び死刑の存続を訴え、事件の発生した4月14日に合わせて毎年活動を行っています。

真実は不明のまま

真実は不明のまま
白暁燕誘拐殺害事件は台湾で起きた事件のため、詳細はなかなか入っていません。そのため、入手できた情報が間違って伝わったり、憶測や想像が加味された情報が広まってしまっている事件です。

白暁燕誘拐殺害事件の真実を知ることはなかなか難しいですが、一人の少女が犯罪に巻き込まれ無残な死を遂げたのは真実ですので、その犯行の残虐性を取り上げて話題にする前に、被害者とその家族の心が少しでも休まるように祈ってあげたいです。

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