Search

検索したいワードを入力してください

アイドル殺傷事件の概要|被害者/犯人/ストーカー規制法
2018年10月02日

アイドル殺傷事件の概要|被害者/犯人/ストーカー規制法

より身近になったアイドルが被害者となった、小金井ストーカー殺傷事件は、日本中に大きな衝撃を与えました。犯人はアイドルの熱狂的なファンでした。では何故、応援していたアイドルを傷つけてしまったのでしょうか?今回は小金井ストーカー殺傷事件について取り上げます。

小金井ストーカー殺傷事件の概要

小金井ストーカー殺傷事件の概要
ステージの上で輝くアイドルは、いつの時代にもファンに夢と希望を与えてくれる存在です。
しかし夢を与えてくれていた筈のアイドルが、アイドルが男性に襲われてしまい重症を負ってしまった殺傷事件が発生してしまいました。

後に「小金井ストーカー殺人未遂事件」と名付けられた事件は日本中に衝撃が走り、大変な話題となりました。そこで今回はアイドルが被害に遭ってしまった、小金井ストーカー殺人未遂事件について取り上げます。

男性ファンからのストーカーに悩まされていた女性アイドル

2016年1月頃から女性アイドルは、ファンと名乗る男性から執拗なストーカー行為を受けていました。男性ファンはSNSを介して女性アイドルに近づき、腕時計等のプレゼントを送っていたのです。

でもSNSで女性アイドルに無視をされたと感じた男性ファンは、攻撃的な書き込みを女性アイドルに送るようになりました。所謂「ネットストーカー」となり、女性アイドルに執拗につきまとっていたのです。身の危険を感じた女性アイドルは加害男性をブロックしたものの、ブロックだけでは終わりませんでした。

殺傷事件発生!小金井市ライブ会場の悲劇

2016年5月21日午後5時すぎ、東京都小金井のイベント会場付近において、女性アイドルが男に刃物で20箇所以上刺される殺傷事件が発生しました。女性は直ぐに都内の病院に搬送されたものの、意識不明の重体です。

110番通報を受けた警察官は、被害者女性の傍にいた男性ファンを傷害容疑として現行犯逮捕しました。犯人は後に「殺すつもりでやった」と供述し、容疑は障害から殺人未遂・銃刀法違反に切り替わりました。

尚被害者となってしまった女性アイドルは、長い間意識不明の状態にありました。一時期は生命の危機に陥った場面はあったものの、数日後に奇跡的に意識を取り戻すことが出来ました。ただ重いPTSD(心的外傷ストレス障害)だけでなく、男性恐怖症にも陥ってしまいました。

女性アイドル殺傷事件の被害状況は?

女性アイドル殺傷事件の被害状況は?
殺傷事件の被害者になってしまった女性アイドルは直ぐ様病院へ運ばれ、一時期は意識不明の重体になってしまいました。でも奇跡的に一命はとりとめ、現在は療養中とのことです。ただ殺傷事件前と同じような活動をするのは、ほぼ不可能な状態となってしまいました。

目が見えなくなり眼帯しているという噂

殺傷事件の被害者になってしまった女性アイドルは、失明しており眼帯をつけているという噂があります。でも失明はしておらず眼帯もしていないので、ただの「噂」にしか過ぎません。でも彼女が負ってしまった傷は、眼帯1つでどうにかなるものではありませんでした。

女性アイドルは、加害者である男性ファンから全身を20箇所以上も刺されてしまったのです。病院へ搬送された時は意識不明の重体で、一時期は心肺停止にまで陥ってしまいました。結果的に命は助かったものの、彼女が負ってしまった傷は簡単には治らない大きなものになってしまったのです。

内蔵そのものには損傷なかったものの、大量出血による脳梗塞で視野が狭くなってしまいました。出血量は致死量近くにまで及び、助かったのが「奇跡」としか言いようがありません。当時懸命に治療にあたっていた医師や看護士の働きもあるでしょうが、奇跡を起こしたのは女性アイドルの「強さ」なのです。

殺傷事件で負ってしまった体と顔と心の大きな傷

殺傷事件の被害に遭ってしまった女性アイドルは、シンガーとしてだけでなく、女優としても活躍していました。出演シーンは僅かでしたが、某有名ヒーロー番組に出演していたこともあります。でも殺傷事件で顔に大きな傷が出来てしまい、女優としての復帰も難しくなりました。

また口が麻痺状態となり、食べることも喋ることも難しくなりました。女性アイドルの友人達は彼女を見舞いに行ったものの、顔の傷により会いたがらなかったという話もあります。

傷は顔だけでなく、心にも負ってしまいました。男性恐怖症となり、付添人がいなければ公共交通機関を利用することが出来ません。しかも母親が言うには、家の中で「助けて」と悲鳴を上げることもあるそうです。

アイドル殺傷事件の被害者と犯人の人物像とその後

アイドル殺傷事件の被害者と犯人の人物像とその後
アイドル殺傷事件を引き起こした加害男性は、群馬県伊勢崎市出身の27歳の男性です。地元では知る人ぞ知る柔道少年で、将来を有望視されていたほどの人物でした。でも柔道のスポーツ推薦で高校にも進学したものの、人間関係のトラブルにより退学します。

特技について「他人に見下されること・嫌われること・飽きられること」と述べており、元から人との付き合い方が上手い方では無かったようです。自分の気持を表現することが下手で、友達もそんなに多くはいませんでした。

高校退学後にはいくつかのアルバイトを経験し、殺傷事件から数年前に「庭師になりたい」という思いから京都へ出ました。京都での加害男性の評判は「礼儀正しく普通の青年」でしたが、しばらくして奇行が目立ち近所でもウワサになるほどでした。

殺傷事件後の加害男性の様子は?

加害男性は逮捕されるまでの4ヶ月、SNSを介して女性アイドルにストーカー行為を働きました。でも女性アイドルは自分に見向きもしないことに腹を立てて、殺傷事件を起こします。

持っていたナイフで女性アイドルを殺傷、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。その後取り調べとなる訳ですが、女性アイドルを傷つけたことに対して「悪いことをした」とは微塵も思っていない様子です。

おそらく女性アイドルが自分(加害男性)に向いてくれないという理由で、怒りが込み上げたのでしょう。変な書き方になってしまいますが、加害男性は”正義の為”に女性アイドルを傷つけたのです。あまりにも自分勝手過ぎる犯行により、精神鑑定を受ける話も出た程です。

アイドル殺傷事件の裁判の行方

アイドル殺傷事件の裁判の行方
小金井で起きたアイドル殺傷事件の裁判員裁判の初公判が、2017年2月20日に東京地裁立川支部にて行われました。加害男性は起訴内容について、「間違いありません」と容疑を認めていました。

被害者となった女性アイドルはついたてに囲まれた席で傍聴し、供述調書ので重い処罰を求めるように訴えました。そして検察側は検察側は身勝手な犯行だと主張し、被害者が負ってしまった傷の大きさを改めて訴えました。一方弁護側は、「犯行に計画性はなかった」と主張しました。

途中で被害にあった女性アイドルの傷について取り上げた時、裁判員の1人が倒れてしまったハプニングがありました。また重い罰を希望する女性アイドルに対して、加害男性が噛み付く場面もあり、裁判は混沌とした状態になりました。

小金井ストーカー殺人未遂事件の結末

検察は加害男性はあまりにも自己中心的で、心から反省の色が感じられないとし懲役17年を求刑しました。懲役17年は今までの殺人未遂事件で求刑されたものと比べると、かなり重い方になります。

でも判決は、懲役14年6ヶ月とかなり減刑されてしまいました。ただ懲役15年を超えるとなると、強盗や放火等、他の罪と「セット」になっている事件になります。でも小金井の殺傷事件の場合、殺傷しただけなので14年6ヶ月は妥当な所でしょう。

しかし被害者が受けてしまった傷を考えると、14年6ヶ月はあまりにも軽過ぎます。被害者は判決を不服として東京高等裁判へ告訴するも、取り下げられてしまいました。

警察の怠慢!もしかしたら殺傷事件は防げていたかもしれない

警察の怠慢!もしかしたら殺傷事件は防げていたかもしれない
小金井のアイドル殺傷事件で大きな問題になったのは、警察の怠慢でした。殺傷事件が起こってしまった時、警察は事件現場ではなく何故か被害女性アイドルの自宅へと向かっていたのです。位置情報システムを使えば被害者アイドルは今何処にいるのかは、直ぐに分かります。もし自宅ではなく現場へと駆けつけていれば、殺傷事件は防げたかもしれなかったのです。

でも警察の怠慢は、事件発生時だけではありせんでした。被害者女性は殺傷事件が起こる前にも警察に相談し、「殺されるかもしれない」と恐怖も訴えていたのです。でも警察は「危険性がない」と判断し、取り合おうともしませんでした。

殺傷事件後、警察署長から謝罪はあったようですが「形だけ」のものでした。口で「ごめんなさい」と言っても、彼女の体や心が事件前に戻らないことを警察は、まだ分かっていませんでした。

1人の女声が国を動かす!!ストーカー規制法が改正!

1人の女声が国を動かす!!ストーカー規制法が改正!
小金井で発生してしまったアイドル殺傷事件の結末は、到底納得が出来るものではありません。14年6ヶ月という刑は法律上的な観点から見ると妥当な所ですが、事件の残虐性を考えるとあまりにも軽過ぎます。また警察の対応も、問題となりました。この世に神も仏も無いのでしょうか。

でも「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、小金井の殺傷事件は国を動かすことになります。

SNSは対象外だったストーカー規制法

ストーカー規制法は2000年に制定され、手紙や電話で本人や家族に付きまとう行為を禁止と定めました。また2013年には、電子メールも対象に含まれました。しかしSNSでの付きまとい行為は対象外となっており、ストーカー行為を行っても罰せられることはなかったのです。

SNSが法律の対象外となった理由としては、嫌に感じたら「ブロック」などの自己防衛が出来るからとの判断でした。でもいくら自己防衛をしたとしても、限界はあります。現に殺傷事件も発生しており、1人の罪のない女性の命が危険にさらされてしまったのです。

そこで国は2016年12月に、SNSもストーカー規制法の対象に加えました。また迅速にストーカー被害に対応出来るようにも改善し、罰則も重くなりました。殺傷事件からわずか半年経ってからの改正となり、国はかなり早く対応したことになります。1人の若い女性が、国そのものを大きく動かしました。

第二の小金井アイドルストーカー殺傷事件を防ぐためにも

第二の小金井アイドルストーカー殺傷事件を防ぐためにも
今回は小金井で発生した女性アイドル殺傷事件について取り上げましたが、如何でしたでしょうか。加害男性が行った行為はあまりにも身勝手で、残虐なものでした。今も知らないだけで、執拗なストーカー行為に悩まされている女性はアイドルだけに限らず多いです。

今は法律も改正されているので、然るべき所へ相談すれば対処もしてくれる筈です。ストーカーの悩みは1人で抱え込まず、必ず誰かに相談するようにしましょう。

Related