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世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
2018年10月02日

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動

世田谷一家殺害事件について事件の真相や犯行の手口を紹介し、外国人犯人説、顔見知り犯行説、現場近くで自殺した少年と動物虐待事件など犯人像を探り、現場の現状と時効についてや、動機と殺害の目的、痕跡と遺留品、捜査の流れなどを考察し世田谷一家殺害事件の犯人に迫ります。

世田谷一家殺害事件の概要

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
西暦2000年12月31日に東京都世田谷区上祖師谷にて、ある家に住む一家四人が何者かに惨殺される事件が起きました。被害者は犯行現場となった邸宅の主人である宮沢みきおさんと、その妻泰子さん、長女のにいなちゃん、長男の礼くんの四人です。

犯行の手口は、身体中を刃物で何か所もメッタ刺しにするという極めて残酷なものでした。また殺害された四人のうち、長男礼くんだけが首を絞めて絞殺され、刃物による刺し傷がないという疑問点を残しています。現場には犯人が着ていたと思われる、被害者の血が付着したラグランシャツと呼ばれるトレーナーを始め、犯行に使われた凶器など多数の遺留品が残されていました。

犯行現場には犯人のものと思われる痕跡が多数見つかる

また多数の遺留品だけでなく、現場には犯人のものと思われる数か所の指紋が検出されており、さらに現場には、四人の被害者のものとは明らかに異なるA型の血痕が検出され、犯行時に負傷した犯人のものであるとして調査が開始されました。この事件は現場に多くの遺留品や犯人のものと思われる痕跡が残され、当初は犯人の特定は早いだろうと考えられていました。

予想に反して捜査は困難を極める

ところがこれだけの証拠が存在するにも関わらず、犯人につながる糸口さえ見えないという状況に陥り、捜査は困難を極めました。やむなく警察は公開捜査に踏み切り、一般からの情報提供を募ります。すると数多くの目撃情報が寄せられ、その情報を元に数名の犯人らしき人物が判明し、捜査に乗り出します。

しかし、結果はどの人物も事件につながる証拠は見つからず、事件の真相は完全に闇の中という状況になりました。そして事件から17年が経過しようとしている現在も、まだ犯人は見つかっておらず、未解決事件となっています。

世田谷一家殺害事件発覚時の状況

西暦2000年12月31日。20世紀最後となる、大みそかの日に、事件は発覚しました。場所は、東京都世田谷区上祖師谷(かみそしがや)3丁目、ある一軒の住宅の中でした。祖師谷は、閑静な住宅地が多い世田谷区にあって、にぎやかで治安もよく、とても住みやすい街として評判の地域です。

事件があったのは、ある会社員とその家族が住む一戸建ての住宅です。当時44歳だった夫、妻(当時41歳)、長女(当時8歳)、長男(当時6歳)という四人家族で、また、隣の家には、妻の母親が住んでおり、ごく普通の、中の良い家族だったといいます。そんなどこにでもある平凡で幸せな家庭に、とんでもない悲劇が起きました。

過去に前例のない残忍な手口の強盗殺人事件

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
事件の第一発見者は、隣に住んでいた妻の母親です。彼女はとても信じられない光景を目の当たりにします。犯行に使われた凶器は包丁でした。それは娘夫婦と孫たちが住むこの家に何者かが侵入し、家族全員を皆殺しにするという、この世のものとは思えない残忍な殺人事件が、この世田谷の静かな街で発生したという事実です。

その手口は、聞きしに勝る恐ろしさで、この会社員の夫を始め、その妻や、幼い子供まで、からだのいたるところを包丁で、何度も何度も容赦なく突き刺すという、前代未聞の凶悪な事件です。時は21世紀を目の前に迎えた、西暦2000年の大みそかでした。事件発覚後、マスコミによる相次ぐ報道で、人々は騒然となり、そのあまりの恐ろしさに誰もが戦慄した、いつまでも記憶に残る重大事件です。

そして、これはまだ犯人逮捕には至っていない、未解決事件です。もしかしたら、あなたの住むすぐそばに犯人がいる可能性があります。これが俗に世田谷一家殺害事件と呼ばれている、上祖師谷一家四人強盗殺害事件の、事件発覚当時の様子です。

世間を恐怖で震撼させた世田谷一家殺害事件の真相は

事件からもうすでに17年経ち、現在もまだ犯人の行方は分からず、事件解決へ向けて依然捜査が続けられている世田谷一家殺害事件ですが、この過去に類を見ない残虐極まりない凶悪事件の真相は現在も不明です。

事件現場となった、東京都世田谷区上祖師谷3丁目にある、事件の被害者宮沢みきおさんの住む邸宅は、同じ敷地に同氏の家と密接した形で、宮沢さんの妻である泰子さんの母親が同居する姉夫婦の家が建っており、一見するとどちらも同じ建物で繋がっているように見えますが、そうではなく、それぞれが独立した別の邸宅となっていました。

犯行現場の様相

事件が発覚した大晦日の午前10時頃に、隣の家に住む妻、泰子さんの母親が娘夫婦らの家に電話を掛けたところ、なぜか繋がりません。妙な気持ちになった母親は自宅を出て、直接訪ねようとドアのインターホンを鳴らすも、一向に反応がありませんでした。また玄関のドアには鍵がかかっていました。やむなく持っていた合鍵で扉を開け中へ入ってみると、その場で母親が目にしたのは、まるで地獄絵図のような血まみれの、凄惨な殺害現場でした。

母親はすぐ警察に連絡をし救急車を要請するも、娘夫婦らの一家四人はもう既に死亡していました。1階の階段の下で倒れていた主人の宮沢みきおさん(当時44歳)は、顔や頭などの上半身に加え臀部や大腿部に至るまで、鋭利な刃物で刺したと見られる傷が数多く存在し、辺りは血の海と化していました。

2階の踊り場ではみきおさんの妻、泰子さん(当時41歳)と、長女のまだ幼いにいなちゃん(当時8歳)が発見されました。二人とも夫のみきおさん同様、身体の至るところを刃物で切りつけられて死亡しており、傷が特にひどかったのは妻の泰子さんで、中には顔を深くえぐったような傷もありました。

同じ2階の寝室では、長男の礼くん(当時6歳)が、ベッドの上でうつむけに寝たまま死亡しており、死因は首を強く絞められたことによる窒息死とみられ、なぜか他の家族のような、刃物による外傷は見られませんでした。

世田谷一家殺害事件の犯行の手口

世田谷一家殺害事件の捜査によって、犯行が行われたのは、2000年12月30日午後11時から翌12月31日未明の間だと判明しています。事件当日の夜、犯人は現場宅のすぐ裏側にある公園のフェンスを足場にして、2階の浴室の窓から住宅内に侵入したと推測されます。

最初に幼い礼くんを絞殺する

犯人はまず、寝室で寝ていた長男礼くんの首を絞めて殺害します。その後腰に装着したヒップバッグ(現場に遺留品として発見されている)に忍ばせた、柳刃包丁を手に部屋の外へ出たところ、2階の物音に気づいて上がってきた、この家の主人の宮沢さんとばったり出くわしたのだと考えられます。

持参した凶器の柳刃包丁を手に宮沢さんに襲い掛かり惨殺する

咄嗟に犯人は宮沢さんに襲い掛かりました。しかし相当な抵抗にあい、犯人自身もからだに傷を負った模様です。(事件現場に犯人のものと思われる血痕が見つかっています)ですが果敢な抵抗も空しく、宮沢さんは犯人の残酷な手に落ち無残に殺害されます。宮沢みきおさんはやがて階段の下に倒れ、体中血まみれでついに息絶えてしまいます。

そして犯人は残された女性二人に凶刃を向ける

すぐさま犯人は、今度は3階の屋根裏部屋で寝ていた妻、泰子さんと、長女、にいなちゃんに襲い掛かりました。ですが、凶器に使った柳刃包丁は、宮沢さんの頭を切りつけた際に先が折れていました。そのため、泰子さんとにいなちゃんの女性二人に、深手は負わせたものの致命傷は与えられず、不覚にもその場から取り逃がしてしまいます。

泰子さんは幼いにいなちゃんと共に必死の思いで逃げ出しましたが、二人とも受けた傷は深く、2階階段の踊り場までたどり着いたところで、動けなくなってしまいます。そこへ無情にも犯人は再び襲い掛かります。先の折れた柳刃包丁を捨て、宮沢さん宅の台所から持ち出した文化包丁で、傷ついた二人を容赦なくメッタ刺しにして殺害しました。

体中を包丁で刺され、傷だらけの血みどろになった、にいなちゃんと泰子さん。二人はもう既に息絶えているというのに、犯人は気が狂ったように二人を何度も何度も繰り返し突き刺しました。その証拠に被害者が受けた傷のほとんどが、死後に付けられたものだという事が後の検死によって判明しています。

世田谷一家殺害事件犯行の真の目的とは

ネットメディアなどで情報を検索すると、世田谷一家殺害事件の真相は、犯人は現場となった上祖師谷周辺にて居住歴のある、単独犯であるという説。またはこの事件は外国人によって組織的に行われた犯行であるという説。と、当時から捜査現場でも対象となる犯人像が二分していたそうです。特に後者に至っては、犯行の動機は被害者から多額の金銭を奪取しようとして犯行に及んだ、強盗殺人であるという情報も存在するそうです。

あまりに残忍すぎる世田谷一家殺害事件犯行の手口

先程説明したとおり、この世田谷一家殺害事件を実行した、犯人の殺害する手口とその様相を見ていくと、この残忍な殺人事件の真の目的は、なにかの動機があって行われた殺人というよりも、殺害することそのものが犯行の目的であるように見えます。その理由は首を絞めて殺された長男を除く3人に、殺害後につけられたと見られる包丁による無数の刺し傷です。

なぜか長男の礼くんだけには、包丁による刺し傷が見られず、他の3人、特に母と娘の二人の女性に対しては、執拗なまでに何度も包丁で刺し傷つけています。実は犯人の狙いは幼い少女だったにいなちゃんと母親の泰子さんの二人で、その他の二人は口封じのために殺害したのではないかと考えられます。

世田谷一家殺害事件犯行現場の住所

事件のあった宮沢邸の住所は、東京都世田谷区上祖師谷3丁目23-26となっています。なお世田谷一家殺害事件が発生したこの家は、隣接する被害者泰子さんの母親が住んでいた、姉夫婦の家と共に、事件後そのままの形で残されています。現場では警察官が24時間体制で警備に当たっておられるとか。

現時点でいまだに犯人の行方が分からない、未解決事件である世田谷一家殺害事件は、事件現場となった被害者宅を手を付けず残しておくより他に無く、あの凄惨極まりない凶悪事件を、この家は今も静かに語っています。

興味深い話があります。事件発生当時、現場ではすぐ近くにある都立祖師谷公園の拡張工事が予定されており、区画整理のため付近の住民が次々と転居し、被害者の宮沢さん宅も2001年3月に転居する予定だったとの事です。

世田谷一家殺害事件は時効となるか

西暦2017年となった今年、あの世田谷一家殺害事件からもう17年もの年月が経とうとしています。刑法では殺人事件の場合、事件から10~30年で時効になるとされていますが、2010年に施工された時効廃止法案により、世田谷一家殺害事件のような死刑に相当する凶悪事件では、時効を廃止することが決定しました。今後も事件の早期解決へ期待が高まります。

とはいえ時効が廃止になったとしても、事件の捜査が永遠に続くわけではないので、解決へ向けて、これからも捜査により一層の尽力が求められるでしょう。

世田谷一家殺害事件の関連人物と行動

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動

犯人の行動

犯行当日、犯人は現場である宮沢さん宅の2階にある、浴室の窓から宅内に侵入したというのが最も有力とされています。それは被害者宅の裏側にほぼ密接した形で、東京都立祖師谷公園があり、その公園に設置されているフェンスから、2階浴室の高窓に飛びつき中へ入れば、家の者に気づかれずに侵入できると考えたと推測されるためです。

これを見ると世田谷一家殺害事件は、突然の衝動から犯行に及んだ突発的な殺人事件ではなく、犯人は、犯行にあたって緻密な検証を行い、綿密な計画を練って実行したといえます。そして初めから一家4人全員を皆殺しにするつもりだったのだと推測できます。

それは犯人がその目的を果たすべく計画どおりに確実に犯行を行うために、さらに犯行後の自らの保身をも考慮し、現場に生存者を残すわけにはいかないと考えたに違いありません。

自らが惨殺した死体を横目に寛いで飲み食いをする世田谷一家殺害事件の犯人

一家4人を惨殺した犯人は、通常の強盗殺人犯には見られない不気味な行動をとっていた事が、その後の調査により明らかになっています。犯人は被害者宅の冷蔵庫を物色し、中に入っていたアイスクリームやメロンを食べ、麦茶を飲んでいたそうです。

事件現場からメロンやアイスクリームの食べかすが発見され、麦茶の容器には犯人のものと思われる唾液が付着していたといいます。またアイスクリームに至っては、少なくとも4個もの数を平らげていた可能性があるそうです。一般的な強盗殺人犯なら、殺害後家の中を物色して金品を盗みすぐに逃走するはずで、こんな無駄な時間を過ごすことはしません。

この犯人は、本当に自分が人を殺したという意識があったのか、はなはだ疑問です。殺害した遺体を横目に飲み食いをするなんて、まるで強姦でもしたかのように、自分が行った犯行に対して達成感や充実感を味わっているみたいです。

犯行後かなりの時間現場に居座り続けた不可解な犯人の行動

世田谷一家殺害事件の現場には、犯人が通常の強盗殺人事件と同じく、家の中を物色した形跡が残されています。書棚の引き出しを開け、取り出した書類を浴槽の中に放り込んだり、トイレで用を足しながら被害者のバッグの中を漁っていたことなどが判明しています。

これは犯人が金品を盗もうとした行動なのか、あるいは自分の犯行を強盗犯の仕業のように見せかけるための演出だったのか、それともただの暇つぶしにした行動なのか、本当のところはまだ分かってはいません。とにかく犯人は事件現場に長時間居座っていた事は事実で、それを裏付ける証拠が、現場にあった被害者所有のパソコンが、犯行後に犯人によって使用された形跡が残っていました。

それはインターネットの通信記録により明らかになったもので、最初の接続は12月31日の午前1時18分。2回目は午前10時2分となっていました。これは事件の第一発見者である宮沢さんの妻の母親が、被害者宅に電話を掛ける直前に当たる時刻です。犯人は宮沢さんの家に侵入し一家4人を殺害してから、何と10時間以上もその場に居座っていた事になります。

犯人の行動補足

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
この世田谷一家殺人事件に限らず、あらゆる猟奇殺人について検証する場合に重要な要素である、サディズム(加虐性愛)とマゾヒズム(被虐性愛)について紹介します。

犯行の手口から垣間見える暴走したサディズム

サディズム(加虐性愛)は、相手を痛めつけることで性的興奮を覚えるというもので、現在は精神医学の分野などで、一般的には異常な性的嗜好の一種としてカテゴライズされています。

世田谷一家殺人事件の犯人がこのサディズムによって犯行に及んだのだとすれば、この犯人は異常な性的嗜好を持った精神病患者であるということになるのですが、それよりもこのサディズムというものが一体どういうものなのか、一体なぜ相手を痛めつけることで性的興奮を覚えるのか、これは世田谷一家殺害事件のみならずあらゆる暴力的事件の真相を究明するうえで、大変重要な問題だと考えられるのでぜひとも紹介したいです。

サディズムとは何か

とはいうもののサディズム、マゾヒズム(被虐性愛)に関しては遠い過去から現在に至るまで、長きにわたり幅広い研究がなされてきたとはいえ、それが本当はどういったものなのかまだ確証は得られていません。

サディズムというのは、遠い昔フランス革命の時代に存在した貴族であり、小説家であり、当時異端とされ重要犯罪人として死刑判決を受けたこともあるという人物、サド侯爵の名前をとってつけられました。

サド侯爵は人間の心の奥底にひそむ、加虐性愛をはじめとした現在一般的に言われている異常な性的嗜好の数々を、その時代においていち早く発見し、それを自らの著書である小説を通して世の中に紹介したとして、その作品群は現在高い評価を受けています。また日本でも多くの高名な研究者たちによって翻訳され、解読された数多くの著書により広く紹介されています。

サディズムとマゾヒズム

人はなぜこのような加虐性愛または被虐性愛といった異常な衝動におちいるのか?それについて多くの研究者によって語られた理論の中で、ひとつ大変興味深いものがありますので、ここに紹介します。

ですがその前にマゾヒズム(被虐性愛)について少し触れておきます。マゾヒズムとは、オーストリアの小説家ザッハー・マゾッホの作品の中で登場した被虐性愛を思わせる描写からつけられた名前です。

研究が始められた当初、マゾヒズムはサディズム(加虐性愛)の変質型のものとされ、加虐的な性衝動が他者から内側(自分自身)に向けられたものであると考えられていたが、その後の研究によってサディズムとマゾヒズムは、全く違う新たな理論を持って解釈されるようになりました。それが今回ご紹介したいお話です。

オーガズムとしてのサディズムとマゾヒズム

人がセックスを行う時、その快楽の高まりによって、ある肉体的と同時に精神的な特有の生理的現象におちいることがあります。それがオーガズムといわれるもので、日本語では絶頂に達するといった表現を用います。

オーガズムは男性と女性では、またはそれぞれの性別でも人によって受け止め方に違いがあるようですが、人間だけでなく多くの動物たちも皆、本能的に性交渉によって生ずるオーガズムを求めているということができます。サディズム(加虐性愛)もマゾヒズム(被虐性愛)も、この性的なオーガズムを求めるために行うと考えられます。

オーガズムとは何か?その意味とは

ではオーガズムとは何か?それはこれまで多くの研究者たちによって、その答えが導き出されています。それは死を疑似体験することです。研究者たちによると、人間だけでなく多くの生きている動物は皆、潜在的に死というものに対する憧れを抱いているといいます。

それは生きているからこそ死というものに対して、猛烈にひきつけられるという事なのでしょうか。人が性交渉をしてやがてオーガズムに達した時、それはほんの一瞬の小さな死を体験した感覚を覚えます。

このオーガズムを得るために行うものとして、サディズムとマゾヒズムは全く同じ種類のものであるという事が、研究によって解明されました。サディズムもマゾヒズムも、オーガズムつまり死というものに憧れ、死を体験してみたいという本能的欲求から行われます。

人にとってのオーガズムの必要性に目を向ける

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
サディズムは他人を死ぬほど痛めつけることによって自分も死を体験しようとし、マゾヒズムは自分を死ぬほど痛めつけてもらうことによって死を体験しようとする、つまりこの二つは全く同じ死を体験したいがために行うという、人が持つ本能的な欲求に基づきます。

しかしサディズムは相手を痛めつけて本当に殺してしまったら、結局自分は死を体験するには至りませんし、またマゾヒズムにしても自分が痛めつけられて本当に死んでしまったら、それこそ肉体の機能を全て失ってしまうため、あらゆる感覚というものを持てない霊魂のような存在になってしまったら、それこそ死を体験するどころではありません。

死を疑似体験するオーガズムの重要性

サディズムもマゾヒズムも、どちらもその目的である死というものに対して、完遂することは不可能です。人は生きている以上、死を感覚的に体験することはできません。だからこそオーガズムという疑似的な死が、人にとっていろいろな面で重要な意味を持ちます。

人が持つ闇の部分を浮き彫りにしたサド侯爵の功績

人が本能的に持っている死に対する憧れの気持ち、死を経験してみたいという潜在的な欲求がサディズム、マゾヒズムの正体だという考え方は、精神医学や心理学的な立場から見ても大変的を得ていると考えます。

サド侯爵は人間なら誰もが潜在的に持っている、このような驚くべき習性をいち早く発見し、それに対して注意深く目を向ける必要があると考え、ひとたび扱い方を間違えれば、人間に常軌を逸した凶暴性をも発揮させる恐れのあるこの習性について深く認識し、これを問題の無い範囲でのみ開放してやることが必要だと考えました。

既存の宗教の欠点を指摘したサド侯爵

それによって人の心をより平穏にし、宗教的な観念のみに囚われて人々から自由を奪い、がんじがらめに縛り付けていた当時の法律よりも(1700年から1800年、絶対王政から革命へと向かうフランスを始めヨーロッパ諸国)、余程世の中を安定させるのだとして、その理念を異常なまでの情熱をもって、自らの文学作品として創作し続けます。

その結果、サド侯爵の残した膨大な作品群は、彼の死後200年以上が経過した現代において、極めて高い評価を獲得しています。

人が持つ潜在的サディズムの認識が社会において重要な意味を持つ

世田谷一家殺害事件がこのような暴走したサディズムによる犯行だとしたら、このサディズムと呼ばれる加虐性愛が、精神病を患う者にのみ生じる特別なものではなく、サド侯爵が言うように人間なら誰もが潜在的に持っている習性ならば、その事実をもっと広く深く認識することが重要です。

サディズムの認識が個人のアイデンティティーの確立を容易にする

それによって、人が社会生活を営むうえで欠かすことのできない、アイデンティティー(自己同一性)の確立を強固にする必要があります。それは、これまでにも数多く起こり、現在もしばしば発生する世田谷一家殺害事件のような猟奇的殺人や、年々益々深刻化するいじめの問題、或いはいつまでもなくなる事の無い戦争といった、社会に不安をもたらすさまざまな問題を解決するための、重要な鍵です。

人間なら誰もが心の奥に本能的に所有し、人を野獣のように凶暴にさせる恐れのあるこのサディズムを、誰もが暴走させる事の無いように社会的に働きかけることは、これからの時代に大変有意義な事ととらえ、犯罪抑止や社会不安の改善に活用すべきです。

世田谷一家殺害事件の実行犯だとされる韓国人

世田谷一家殺害事件は事件現場に残された足跡から、犯人は韓国籍の人物ではないかという疑惑が浮上します。その足跡はテニスシューズによって付けられたもので、形状から英国スラセンジャーブランドのテニスシューズで、これは韓国のメーカーが1998年10月から2000年11月にかけて製造販売していました。

さらに現場に残されていた足跡は28センチの韓国サイズのものか、若しくは韓国サイズと靴枠が共通の27.5センチの日本サイズのものだといいます。調べによるとこの韓国サイズは、韓国国内でのみ販売され日本では流通していません。

世田谷一家殺害事件に浮上した新たな事実

またフリージャーナリストの一橋 文哉氏によると、世田谷一家殺害事件が起こる前、被害者宮沢みきおさんと交流のあったKという人物が、犯行に関わっていたのだといいます。

Kはあるキリスト教系宗教団体の幹部で、事業に失敗し多額の借金を抱えていました。Kは借金返済のために、発達障害だった当時6歳になる宮沢さんの長男礼くんに、治療する方法があると話を持ちかけ、実際には引っ越しが決まっていた被害者の邸宅を安価で手に入れ、転売して利益を得ようと目論んでいました。

ところが宮沢さんは、長男の治療を任せてもらう代わりに、自宅を譲渡してほしいというKの申し出を受け入れようとしないため、Kはやむなく力ずくで奪い取ろうと、韓国国籍の男Iに声を掛けます。一橋氏は、このIが世田谷一家殺害事件の実行犯だとして捜査を進めていきます。

殺人の依頼を受けた韓国籍の男

Iは元韓国軍人で少年時代に動物虐待をするなど精神薄弱者で、軍隊時代にその性格の弱さから上官にことごとく苛められ、ますます屈折した人格を強めて行ったという人物です。日頃は気が小さくおとなしいが、一度キレると手がつけられなくなる程乱暴になるそうです。

Iはアメリカ格闘技研修センターや傭兵学校に通い、テコンドーなどの護身術としての格闘技や本格的な戦闘訓練を受けており、そこに目をつけたKが今回の世田谷一家殺害事件の犯行に利用すべく接触しました。その当時食べるのにも事欠いていたIは、そんな自分に手を差し伸べ住居や食事を提供してくれたKに対して、命の恩人だと崇拝し、Kさんのためならどんなことでもするよと言っていたといいます。

現場に残された指紋と一致!

一橋氏は独自にこのIという人物と接触し、その際指紋を入手することに成功しました。その指紋を極秘に照合したところ、事件現場に残されていた犯人のものと思われる指紋とほぼ一致したといいます。これで益々Iが世田谷一家殺害事件の犯人であるという確証が強まります。

真相は再び闇の中へ

一橋氏が世田谷一家殺害事件の実行犯は、某宗教団体幹部Kによって依頼を受けた、韓国籍の男Iであるという確証を持って捜査を進めていた時のこと、意外な情報が飛び込んできました。何とIがすでに死亡していて京都市郊外に墓まで存在しているといいます。

暗殺者として活動していたI

情報によれば、世田谷一家殺害事件の後、Iはフリーの暗殺者として闇の世界で活動していたそうです。Iは偽造パスポートを使用して極秘に来日し、新たな標的を狙って関西にて活動中で、その際に急病に倒れ、病院で治療をするも回復せずそのまま息を引き取ったといいます。

これで事件の真相は再び闇の中となりました。だが世田谷一家殺害事件の犯人がこのIという男だとしたら、この事件は金銭目的で依頼された半ばプロによる犯行という事になり、警視庁捜査当局による推測とは相当食い違っている事になります。ちなみに国家公安委員会による捜査では、世田谷一家殺害事件の発生当初から外国人犯行説が有力とされていました。果たしてこれは真実でしょうか。

この件の詳細につきましては、世田谷一家殺害事件の真相を究明すべく執筆した、一橋 文哉氏の著書「世田谷一家殺人事件 15年目の新事実」にて紹介されています。興味のある方はぜひ御一読下さい。

創価学会が関与していた世田谷一家殺害事件

世田谷一家殺害事件の犯人が創価学会の関係者であるという情報があります。この世田谷一家殺害事件が発生してから、17年もの歳月が経過しようというのに、いまだに犯人の手掛かりすらつかめないでいるのは、創価学会と強い結びつきを持つ超大物政治家による、警察への圧力で事件の捜査が妨害されているためだという情報があります。

そればかりではありません。世田谷一家殺害事件は現在も捜査中となっていますが、実際には捜査と言えるようなことは行われておらず、ただ形式的な事後報告のみを繰り返しているに過ぎず、未解決事件につきいまだ捜査継続中であるとは、名ばかりの詭弁だといいます。

捜査を妨げる影の圧力?

やはり世田谷一家殺害事件の犯人は創価学会関係者のため、事件発覚当初から与党の大物議員らによる猛烈な圧力が警視庁に掛けられているという情報は正しく、実は警視庁上層部はもうすでに犯人を知っていて、それにも拘わらず、その人物を容疑者として検挙できない状況なのだといいます。

思えば1960年代終盤にアメリカで起きた猟奇殺人のゾディアック事件の際も、そのような噂が流れたといいます。果たしてこれは本当なのでしょうか。本当だとしたら、それはとんでもない事です。世田谷一家殺害事件が創価学会関係者の犯行だったとして、なぜあのような残忍極まりない方法で、一家四人全員を殺害したのか、その理由は不明です。

被害者宮沢みきお氏の行動

世田谷一家殺害事件の被害者、宮沢みきお氏は外資系の経営コンサルタント業を営む会社の社員でした。東大卒のエリートであった宮沢氏は、仕事でも多忙を極めており、自宅1階の階段脇に設置されたパソコンで良く仕事をしていたといいます。事件当日も深夜11時頃までパソコンに向かっていた形跡が残っています。それは被害者宅に犯人が侵入し、宮沢みきお氏が殺害される直前の時刻です。

世田谷一家殺害事件の犯人像にはいくつもの推測が存在しますが、中でも注目すべきなのは、犯人が生前から宮沢氏と顔見知りで、被害者との間になんらかのトラブルがあり、それに伴う恨みによって犯行に及んだという情報です。

宮沢氏と公園に集まる若者たちとの間にトラブルがあった?

宮沢氏宅のちょうど裏側に密接して東京都立祖師谷公園があり、そこには日頃からどこからともなくやって来た若者たちが集まり、毎晩深夜遅くまでたむろしていたのだといいます。夜中にもかかわらず時に大声で騒ぎだす若者たちに対して、すぐ近所に住む宮沢氏は当然快く感じておらず、公園の管理事務所に行き苦言を吐いていた事が捜査により判明しています。

その後夜9時以降に公園に集まるのを禁止する張り紙が貼られるなど、一応の対策が講じられました。そのことが原因なのかは不明ですが、近隣への聞き込みによると、宮沢氏が見知らぬ若者と口論になっていたのを目撃したという情報があります。生前、宮沢氏と面識があったという、公園に集まる若者たちの誰かが世田谷一家殺害事件の犯人なのか、それについてはまだ不明です。

被害者宮沢氏に多額の補償金が支払われる

また事件発生当時、宮沢氏の邸宅に隣接するこの都立祖師谷公園は、拡張工事が予定されており、区画整理のため宮沢氏に一億円以上の補償金が支払われることになっていたといいます。世田谷一家殺害事件はこの金銭目的の犯行だった可能性も無視できないそうです。

その他にも犯人に関する目撃情報がのべ400件以上も寄せられるなど、世田谷一家殺害事件の犯人に関する多くの情報が入り乱れ、それが捜査を混乱させる要因になったといえます。

被害者である妻の泰子さんと長女にいなちゃんの行動

世田谷一家殺害事件の被害者で宮沢みきお氏の妻である泰子さんと、長女のにいなちゃんは、事件当日、いつも寝ている屋根裏のロフトで横になり、眠っているところを犯人に襲われました。泰子さんは事件のあった自宅の1階で、週2回学習塾を営んでいたそうです。

長女のにいなちゃんは当時小学二年生でした。学校では成績もよく、明るくてみんなに好かれていたといいます。ダンスが大好きでバレエ教室にも通っていたにいなちゃんは、将来はバレリーナになりたいと言っていたそうです。

被害者である長女にいなちゃんと接触のあったハーフの男

実はにいなちゃんが通っていたバレー教室に出入りしていた不審な男の存在が明らかになっています。にいなちゃんと接点があったらしいこの男は、その当時からバレエ教室に通う女の子たちに執拗なまでのスキンシップをするとして、問題になっていたそうです。

またこの男はフランス人の母親と日本人の父親を持つというハーフでした。実は世田谷一家殺害事件の現場から発見されたA型の血痕や、スリッパに付着したDNAから、犯人は、父親はアジア系の人に多いO3eスター型、母親は地中海沿岸出身者に多い、アンダーソンH15型の配列を持った人物だという検査結果が出ています。

これはフランス人の母親と、日本人の父親をもつハーフであるこの男と一致するそうです。もしDNA型が一致すれば、この男こそが世田谷一家殺害事件の真犯人だと考えられます。

事件直後に自殺したという17歳の少年

世田谷一家殺害事件の発覚の直後に、近所に住む17歳の少年が自殺により死亡していたことが、新聞報道などで世間に知らされることとなりました。この少年は裁判官をしている父親のいる家庭の子供で、精神病を患っていたといい、それは近所の人たちの間でも有名な話だったそうです。

動物を虐待していた可能性のある精神を病んだ少年

また世田谷一家殺害事件が起こったこの地域では、事件発生前に周辺にいた猫がからだを刃物で切られたり、目を釘で刺されたりといった動物虐待事件が頻繁に発生したといいます。付近で動物病院を営み、被害にあった動物たちを実際に治療した獣医の話によると、いずれもカッターナイフか包丁のような刃物を使って行われたものでした。

最初に病院に運び込まれたのが2000年の8月に尻尾を切られた猫で、次はその数日後、目を釘で刺されたトラ柄の猫、最後が同じ2000年の12月半ば、後足の皮膚をはぎ取られたアメリカンショートヘアの猫で、そのいずれもよく似た手口だったといいます。そして奇妙な事に、このような残忍な手口の動物虐待事件は、この少年の自殺以降は一度も起きていないのだそうです。

自殺した少年と世田谷一家殺害事件の犯行の手口

ネットなどの情報では、自殺したこの少年こそが世田谷一家殺害事件の真犯人であるとの情報や、この少年の父親は司法におけるかなりの権限を持った人物で、警察の手も届かないのだといった情報が紹介されており、その真偽のほどは定かではありません。

この世田谷一家殺害事件の犯行の手口を見ていくと、実行に当たって慎重に検証を行い、絶対に失敗することはないと確認をしてから犯行に及んでいます。精神病患者の中には非常に頭脳明晰な人がいるそうですが、精神的な病気を患っている人の多くは、些細なことで心を乱して容易に自分自身を見失い、終始思考が混乱しているといった不安定な状態の人がほとんどです。

精神病患者の犯行にしては疑問が

自殺した少年が抱えていた精神疾患がどのようなものだったのか不明ですが、この世田谷一家殺害事件の犯人のように、犯行を確実に成功させるための綿密な計画性を持てたのかどうか、疑問に思えてなりません。さらに犯行の手口の目に余る残虐性や、一家四人を殺害後に犯人がとった異常な行動を考えると、とんでもない罪を犯したというような認識が、この犯人の心には微塵もありません。

この17歳の少年が自殺した動機などは知られていませんが、この世田谷一家殺害事件のような手口で殺人を犯した犯人が、そのことを苦に自殺するとは到底考えられません。

事件当時現場付近で動物を殺傷していた男と主婦

自殺した17歳の少年のところでも紹介しましたが、世田谷一家殺人事件の前には、事件現場付近で動物が殺傷される事件がありました。それは先程紹介した、刃物で猫を切りつけるという事件の他に、全く別の特徴的な方法で動物が殺される事件が確認されています。

クロスボウを持つ男

ひとつはボウガンを使用して、動物を狙って矢を放ち殺すという事件です。ボウガンは正式にはクロスボウという武器で、専用の矢を板バネの力で銃のように発射するもので、強い殺傷能力のある武器です。クロスボウは競技用としても使用されており、日本では銃刀法による規制の対象とはなっておらず、誰でも容易に手に入れることができます。

クロスボウで動物を殺傷していたのは、世田谷一家殺害事件の被害者宮沢氏の近所に住む男で、当初は自宅の庭に侵入したり、愛車のボンネットや屋根に乗ってくる猫を吹き矢を使って追い払っていたが、やがてクロスボウを使用して動物に矢を撃つようになったといいます。

2000年12月23日には、自宅の庭に侵入してきた近所で飼われていたオスの猫を、この男が心臓にめがけてクロスボウの矢を撃ち、死亡させたそうです。これまで多くの猟奇殺人の発生前には、必ず動物虐待の事例が存在することから、警察は世田谷一家殺害事件との関連性を含めて、この男を動物虐待の容疑で逮捕しました。しかし取り調べの結果、この男は事件とは無関係でした。

動物を毒殺する女

世田谷一家殺人事件から2年以上が経過した2002年4月、事件現場近くを流れる仙川付近の駐車場で、12匹もの猫が毒の入ったエサを食べて死亡する事件が起きました。その後2005年の9月には、世田谷一家殺害事件の現場付近にある保育園の縁石に、白い団子状の毒物が置かれ、野良猫がそれを食べて死亡する事件が発生します。

続く同じ年の10月には、同じ手口で二匹の猫が死亡し、さらに2006年4月には同じ世田谷区の芦花公園にて、何と60羽ものハトが毒物を食べて死亡する事件が起きます。こんなひどいことばかりを繰り返していた犯人は、近所に住む主婦で、こちらも世田谷一家殺害事件との関連を調べたが、結果はシロでした。

公園に集まるスケートボーダーたち

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件があった宮沢みきお氏の家に密接した、都立祖師谷公園には、毎日のようにどこからともなくやって来た若者たちが集まり、公園内に深夜遅くまでたむろしていました。世田谷一家殺害事件の被害者である宮沢氏は、夜中までうるさく騒ぎ立てる若者たちの事を迷惑がっていたという情報があります。

集まってくる若者は皆スケートボーダーでした。彼らはスケボーの練習をしたり、同じスケボー仲間と話をして過ごすために、祖師谷公園に集まっていました。被害者である宮沢氏は、事件前に彼らとの間に何かトラブルがあった可能性が考えられます。

世田谷一家殺害事件の犯行現場に残されていた、犯人のものと思しきヒップバッグの中には、スケートボードの滑り止めに使うグリップテープの削りかすと見られる砂が検出されたそうです。この事実から犯人は公園に集まるスケートボーダーの中の誰かとも推測されます。

宮沢氏とスケートボーダーを繋ぐ目撃証言

実はこんな興味深い目撃証言があります。世田谷一家殺害事件の捜査で、現場付近の聞き込みを行っていたところ、被害者である宮沢みきお氏と、スケートボーダーと見られる若者が言い争いをしているところを目撃したといいます。

その時の状況を知る目撃者によると、宮沢氏が長女のにいなちゃんを連れて祖師谷公園内を歩いていたところ、突然、目の前にものすごい勢いでスケートボードに乗ってくる男が現れ、あやうく幼いにいなちゃんと衝突しかけたそうです。その事に宮沢氏は激昂し、その男を叱りつけたそうです。証言者によれば、その時の宮沢氏の様子が大変な剣幕であった事から、印象深く記憶に残っているといいます。

被害者への逆恨みが犯行の動機?

犯人は、宮沢氏に対する逆恨みから犯行に及んだとも考えられます。警察は世田谷一家殺害事件の犯人が、スケートボーダーの可能性があるとして捜査を行っていますが、いまだに犯人だと特定できる人物は見つかっていません。しかし見知らぬ人間から苦情を言われたり、叱責を受けたとしても、それだけであのような残虐な殺人事件をひきおこすとは考えにくいです。

被害者の長女にいなちゃんと接触のあったハーフの男性

世田谷一家殺害事件の犯行現場に残された、犯人のものと思われるA型の血痕(宮沢家族にはA型の血液の者はいない)と、犯人が使用したらしいスリッパから採取したDNAによる調査の結果、犯人は父親がアジア系、母親が地中海沿岸諸国出身のハーフの可能性があることが判明しています。

犯人は少女好きのハーフの男?

過去に前例がない残忍な方法で殺害された、被害者である長女にいなちゃんが生前通っていたバレエ教室で、にいなちゃんを始め、バレエ教室に通う女の子のからだを執拗に触っていたとして、問題となっていた日本人とフランス人とのハーフの男の所在が判明し、警察は男を世田谷一家殺害事件の参考人として取り調べを行います。

警視庁捜査本部でも、この男がこれまでで最も有力な容疑者として、逮捕に向けての期待が高まりました。検察は事件現場に残された犯人のものと思われるDNAと、このハーフの男のDNAを照合し検分を行いますが、しかし、結果はシロでした。この男もまた事件とは無関係でした。

世田谷一家殺害事件の犯人は誰か

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件は現場に残された遺留品の数々を始め、犯人のものと思われる指紋や血痕、容器に付着していた唾液、地面に残された靴の足跡、合わせて400件にものぼる犯人に関する目撃証言、被害者宮沢みきおさんやその家族に関する情報など、犯人に繋がる証拠が数多く存在するにも関わらず、事件から17年が経とうとしている今日まで、依然犯人を特定するまでには至っていません。

余りに情報が多すぎるために、捜査員たちは混乱を極めました。そればかりか、世田谷一家殺害事件の犯人が逮捕されないのは、警視庁上層部や捜査本部に対して強大な圧力がかけられ、捜査を妨害しているのだという怪情報まで現れる始末です。それにしても、一体何が犯人を特定できない原因でしょうか。現場ではありとあらゆる方面から犯人への足掛かりをつかもうと、懸命に捜査に挑んでいるはずです。

あくまで推測にすぎないが

世田谷一家殺害事件に対する捜査が困難を極めているのは、犯人を特定するための犯人像に、どこかズレがあるためだと考えられます。

そこで、ひとつの仮説として、世田谷一家殺害事件の犯人は、現場に隣接する祖師谷公園に連日どこからともなく集まってきていた、スケートボーダーの若者たちの誰かであるとします。それは現場に残されたヒップバッグや、中で見つかったスケボー用テープの削りかすなどが理由にです。そのスケートボーダーたちの中に、被害者宮沢氏と生前顔見知りだったという人物以外に、たまたま小児性愛者の男がいたとします。

犯人の正体は通りすがりの謎の男?

その男が公園にいる被害者の長女にいなちゃんを偶然に見かけ、公園に密接して建っている宮沢氏宅に入っていくのを偶然見たとしたら、その時に犯行を思いついたと考えられます。公園に隣接して建つ、被害者宮沢氏の邸宅の直前には公園のフェンスがあり、その目の前には浴室につながる窓があります。それを見て男は犯行を実行する決意をしたと推測できます。

今はSNSでつながる若者たち

これは世田谷一家殺害事件の犯人が、被害者に対する恨みでもなく、金銭目的でもなく、この家の長女でまだ幼い子供だった、にいなちゃんを殺害するために行った犯行だと仮定して、作り上げた犯人像です。

なぜこの男が警察の懸命な捜査に係わらず捕まらないのかは、昨今の若者を中心としたSNS(ソーシャルネットワーク)の流行を理由に挙げます。公園に集まる若者たちは、SNS上の書き込みを見て集まってきます。つまり顔や名前(ハンドルネーム)は知っていても、お互いにそれ以外の素性は何も知らないといったつき合い方が多いのだそうです。

お互いに素性を知らない仲間同士

SNS上では会話もするし、スケボーなどの練習場所で会えば話もするけれど、それ以上の事は何も知らないという、ある意味斬新な交友関係を現代の若者たちは好んで実行しているといいます。その事が警察の捜査を混乱させる原因と考えられます。

とは言え、警察は当然こういった要素を考慮して、さまざまな方面からしらみつぶしに捜査を行っています。ですので、これはあくまで単なる憶測にすぎませんが、それでも全く可能性が無いとは考えられません。世田谷一家殺害事件については、考えれば考えるほどに謎が深まるばかりです。

世田谷一家殺害事件のその後

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件は事件発生からまもなく17年が経とうとしている現在も、未解決事件として捜査が継続中です。警察はこれまでに24万人もの捜査員を導入して、事件解決に尽力していますが、いまだ犯人特定に繋がる糸口すら掴めていません。そればかりか、いろいろな方向から情報が入り乱れて、肝心の犯人像が益々ぼやけていくような気配すら感じてしまいます。

情報提供者に懸賞金2000万円

警視庁および所轄署である成城警察署に置かれた、世田谷一家殺害事件の捜査を担当する、上祖師谷三丁目一家四人強盗殺人事件特別捜査本部では、事件に関する情報を一般公開し、犯人の目撃情報や被害者に関する情報などを呼びかけています。

なお、犯人逮捕に最も有力な情報を提供した人には、懸賞金2000万円が支払われることになっています(捜査特別報奨金上限額300万円+上祖師谷三丁目一家四人強盗殺人事件捜査に協力する会 懸賞金上限額1,700万円)。犯行現場に残された犯人の痕跡や遺留品の数々を紹介するとともに、事件発覚から現在までの捜査状況を追っていきます。

犯行現場に残された犯人の痕跡と遺留品

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件では、犯人のものとみられれる痕跡や遺留品が、事件現場に数多く残されていたのが特徴です。物的証拠となる指紋や遺留品などをなぜ残していったのか、その真相は今も謎に包まれたままです。

血痕

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件の犯人は犯行時に手を負傷したらしく、犯行現場に被害家族のものとは別の、A型の血痕が発見されています。また2階のキッチンには、犯人が止血を試みたと思われる血のついたタオルと生理用品が発見されました。

・指紋

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件の犯人は2階のダイニングテーブルを始め、階段付近の床や被害者のパソコンなど、少なくとも10ヶ所に指紋を残しています。またその親指の指紋は渦状紋で、真ん中に豚の鼻のような二本の線があるのが特徴です。

・足跡

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
事件現場の床や階段に、犯人のものと思しき足跡が残されていました。足跡はその形状から英国ブランドのスラセンジャーのシューズで、韓国で製造販売されているものだと判明しました。しかも大きさは韓国サイズの28㎝で、これは日本では流通していない製品です。

遺留品

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
・帽子
クラッシャーハットと呼ばれるタイプで、犯行時に犯人が被っていたものと思われる。2階のリビングで発見。色は灰色の毛糸織で黒のライン入り。

・ジャンパー
ユニクロ製のエアテックジャケットで色は黒。2階のダイニングチェアーの背もたれに掛けてあった。

・マフラー
緑色の生地に赤、黒、オレンジのタータンチェック柄のもの。

・トレーナー(ラグランシャツ)
世田谷一家殺害事件の犯行現場に脱ぎ捨てられていた、犯人が着ていたと思われるトレーナーで、ラグランシャツと呼ばれる特徴的なデザインのもの。犯行時に付着した返り血と思われる血痕がついていた。

サイズはLで、色は袖の部分が紫色、見ごろが薄い灰色。同サイズ同色のものは全国で130枚が販売されており、そのうち東京都内ではわずか10枚しか売れておらず、ごく限られた人しか所有していないことが判明しています。販売されていたのは㈱マルフルが運営するカジュアル服専門店マルフルとM/X(現在はどちらも閉店)。都内で販売された10枚のうち1枚は所有者が判明しており、警察では残り9枚の持ち主を探しています。

事件当時に東京都内で同トレーナーが販売されていたのは以下の店舗です。
M/X聖蹟桜ヶ丘店(3枚)
M/X八王子京王SC店(2枚)
マルフル荻窪店(3枚)
マルフル青戸店(2枚)

・ヒップバッグ
ベルト式のひもで腰の後ろに固定して使用する小型のバッグ。事件現場に残されていた犯人が所有していたと思われるものは、カーキー(枯草)色でベルトの長さが83㎝。これは大阪の業者が2,850個製造したもの。関東地区のディスカウント店などで2,900円で販売されていた。バッグの中にはスケートボードの滑り止めとして使用する、グリップテープの削りかすと思われる砂が発見された。

・手袋(ボア付きグローブ)
エドウィン社製で色は黒のフリーサイズで、カジュアル服専門店のジーンズメイトやM/Xで販売されていたもの。

・ハンカチ
犯行現場には二枚のハンカチが残されていた。その一枚は中央部に約3㎝の切込みがあり、他の部分をその切込みに通して袋状にし、そこに包丁の柄を差し込み滑り止めとしていた模様。もう一枚は三角形に折られ、両端に絞ったような跡があることから、犯人が覆面として使用していた可能性がある。

・包丁
犯行に使われた柳刃包丁。先端が欠けており、犯行時に破損したと思われる。これは福井県の業者が製造した「関孫六 銀寿」という製品。刃渡り21㎝、全長34㎝で平成12年6月に1,500本が製造されたもの。

・香水
フランスのギ・ラロッシュ社製のオードトワレで「ドラッガー・ノワール」という商品。80年代に活躍した、アメリカのプロスケートボーダーが使用していた人気商品。

犯人が現場から持ち出したもの

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
・トレーナー
犯人は犯行後、血のついた服を脱ぎ捨てて、被害者宮沢みきお氏の所有するトレーナーに着替え、そのまま逃走したと見られる。デサント製のもので、白地に魚柄で前面に「DIVE」、背面にアルファベット26文字が描かれている。

・現金約20万円
被害者である妻、泰子さんが自宅で経営していた学習塾の授業料約20万円が、犯人の手によって持ち出されている。他に現金が抜き取られたとみられる財布も発見されているが、キャッシュカードやクレジットカード、預金通帳、その他貴金属類などは持ち出されておらず、また1階の本棚に置かれていた現金約6万円が入った封筒には手がつけられていなかった。

これまでの捜査の流れ

世田谷一家殺害事件の犯行当時から、現在までの捜査の流れを順を追ってご紹介します。

・被害者である妻、泰子さんが、事件発生から数日前の12月25日に、最近家の前の道路にずっと車が止まっていると義父に話していたことが判明。

・事件発生の3日前の12月27日、被害者宅の様子をうかがっている40歳代の男が目撃されている。

・事件当日の12月30日の昼過ぎに、見慣れない男が被害者と言い争っている姿が目撃されている。

・事件当日30日の午後7時と10時頃、被害者宅の側を流れる仙川沿いの歩道を歩く、犯行現場に残されていたものとよく似た帽子を被る、35歳から40歳前後の男が目撃されている。

・事件が発生した12月30夜~31日に、現場付近を車で走行中の女性の前に飛び出してきた男を発見し、急停車させるも軽く接触したという目撃情報があった。車を降りて駆け寄った時、女性は男の左手に血が流れているのを見たという。男は何も言わずそのまますぐに立ち去ったらしい。情報が寄せられた際、女性は名前などを名乗らなかったため、連絡が取れず、目撃した時間帯などの詳細は不明。

・事件当日の12月31日に東武線日光駅にて午後5時26分着の快速電車に乗っていた、右手に骨が見える程のけがをした30歳くらいの男が目撃され、駅の事務室で治療を受けている。男は身長175㎝くらいで、黒のダウンジャケットにジーンズという服装だったという。

事件からちょうど100日目にあたる2001年4月9日に、事件現場から仙川を隔てた遊歩道脇に何者かによって地蔵が置かれているのが発見された。この地蔵は底の部分と台座の上部に漢字の六に似た文字が彫られている。誰が置いたのか現在も不明。

被害者宅2階の子供部屋の二段ベッド付近や階段で、犯人が横歩きをしたとみられる足跡が複数発見されていたことが分かった。特徴的な歩き方であることから、警察は「軍隊経験者の可能性」もあると見て捜査を継続している。

・捜査本部では現場に残された犯人のものと思われるヒップバッグから、スケートボードの滑り止め用グリップテープの削りかすが検出されたのを理由に、犯人が事件現場のすぐそばの公園に集まっていたスケートボーダーの可能性があるとして、捜査を開始。また、規則を守らず深夜までスケートボードを行っていた若者らと、被害者との間にトラブルがあったとの情報が寄せられている。

・検察は現場に残された犯人のものと思われる血痕を調査、分析したところ、向精神薬などの薬物反応が全くなく、たばこも吸わない人物であることが判明した。これにより警察は犯人は薬物中毒や投薬治療中ではなく健康体であると判断し、捜査を継続中。

・検察によると、事件現場で検出された犯人のものと思われるDNAから、犯人はアジア系の父親と地中海沿岸諸国出身の母親を持つ、ハーフの可能性があるという調査結果が得られた。

こうして見ていくと捜査を進めれば進める程に、全く違う方面から新しい情報が飛び込んできて現場を混乱させ、犯行当時の犯人像が次第にゆがめられ、特定すべき犯人像が徐々に薄められてぼやけていく様子が感じられます。今後は犯人の正体を決定づけるような確かな情報や、目撃証言などの出現に期待が高まります。

犯人の特徴

警察では事件当時の犯人と思われる人物のイメージや特徴を、犯人像として公開し情報提供を呼びかけています。なお、犯人逮捕に最も有力な情報提供者に最大2,000万円の懸賞金が支払われることになっています。

(事件当時の犯人像)
・服装などから年齢は比較的若いとみられる。
・身長170㎝前後。
・服やジャンパーのサイズがLサイズ。
・靴のサイズが日本サイズ27.5㎝または韓国サイズ28.0㎝(現場に残された足跡から)
・やせ型(事件当時ヒップバッグのベルトの長さ83㎝。実際の腰回りは70~75㎝)
・右利きの可能性が高い。
・血液型はA型。
・性別は男性。(DNA判定による)
・犯行時に手にケガをした模様。(恐らく左手)現在も傷跡が残っている可能性がある。

※現在は体形が変わっている可能性があります。

NHKスペシャル未解決事件の放映

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
2015年12月13日(日)の午後9時00分から10時13分に放送された、NHKスペシャル「未解決事件 埋もれた情報、動き出した事件」では、世田谷一家殺害事件に関する新たな情報が判明したとの事で、大変な注目を集めました。

番組では警察の捜査が行き詰まった事件や、捜査そのものが止ってしまった事件を、NHKの独自取材で再検証するというもので、さらにSNSを通じて寄せられた視聴者からの新たな情報も取材し、凍ってしまった事件を溶かすという試みを行っています。

タクシー運転手による新たな情報

世田谷一家殺害事件に関しては、手に傷を負った男についての新情報が出現しました。番組は静岡県内でタクシー運転手を営む男性の証言から、事件当日の2000年12月31日の深夜、手を負傷しているらしい男性客を乗せたという興味深い情報について、調査を進めていくという内容です。

証言者の男性はこの男性客が非常に手を痛がっていた事をよく覚えていると言います。静岡県は現場に残された犯人が着ていたと思われるラグランシャツが、最も多くの枚数を販売された地域であることが判明しています。この男性の証言は、犯人特定に非常に有力な情報だとして、視聴者の間で大変な反響を呼んだという事です。

事件に関するtwitterからの情報

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件を決して風化させてはならない。という思いを胸に、世界中の多くの人々に幅広く利用されている、ウェブ上の情報サービスであるtwitter(ツイッタ―)にて、ハッシュタグ♯世田谷一家殺害事件として、それぞれ人々の意見や事件に関する情報などを募集しています。

twitterは140文字以内の投稿で情報を共有するサービスで、twitterに投稿することをtweet(ツイート)と呼び、英語で鳥のさえずりを意味し、日本ではつぶやきと称されています。ツイートの中には飲酒運転や窃盗、盗撮などの犯罪を暴露するものや、犯行予告など目立ちたいがために行われる反社会的な投稿が多く存在するため、警察はこれらツイートの中に、世田谷一家殺害事件の犯人の手がかりとなる情報がないか、注意の目を光らせています。

世田谷一家殺害事件について書かれた書籍

世田谷一家殺人事件15年目の新事実

21世紀を目の前にした2000年12月31日。世田谷区上祖師谷の一家四人があまりにも無残な手口で殺害されているのが発見された。現場に多くの痕跡を残しながら現在も逮捕されない犯人を追って、ついにたどり着いた衝撃の真実とは?

世田谷一家殺害事件をライフワークとして追い続ける、フリーライター一橋 文哉氏が、海外にまで足を運び遭遇した真犯人の姿が、この著書によって明らかになる。犯人は今どこで何をしているのか、驚愕の真相がついに知らされるという本書は、これまで数々のノンフィクションを手掛けてきた著者が放つ、渾身の作品として話題を呼んでいます。

世田谷一家殺害事件に興味を持った人や、真相を知りたいという人のみでなく、ノンフィクション好きには必読の作品です。ぜひ御一読下さい。

世田谷一家殺害事件の早期解決と凶悪事件の再発防止を望みます

世田谷一家殺害事件の概要・犯人や17歳少年などの関連人物と行動
世田谷一家殺害事件は、これまでに例を見ない残虐な凶悪殺人事件として、世間を震撼させ、そして現在も犯人逮捕には至っていない未解決事件です。犯行現場には数多くの遺留品や犯人のものと思われる痕跡が残り、多くの目撃証言や事件に関する情報が集結していながら、依然として犯人に繋がる有力な手掛かりがつかめないまま、まもなく17年という歳月が経とうとしています。

未解決のまま終わらせてはいけない重大事件

世田谷一家殺害事件の発生以後、この事件のような残虐極まりない猟奇的殺人事件がいくつも発生しました。

白昼堂々刃物を振り回して高速バスを乗っ取り、68歳の女性が包丁により惨殺された西鉄バスジャック事件や、東京秋葉原の交差点を通行する群衆を狙ってトラックで突っ込み、その後持参したダガーナイフで通行人を手当たり次第に殺傷し、合わせて17名もの死傷者を出した、過去30年で最悪のとおり魔事件とされる秋葉原無差別殺傷事件。

神奈川県相模原市の知的障碍者施設「やまゆり園」に、同施設の元職員だった男が深夜ナイフを持って侵入し、入所者を次々に殺傷し19人もの死者を出した植松聖事件などが、記憶に新しい凶悪事件として挙げられますが、どの事件も犯人は逮捕され解決を見ています。

他の猟奇殺人事件とは明らかに違う世田谷一家殺害事件の犯人

これらの事件はどれも後先の事を考慮していない極めて衝動的な犯行に見えるのとは違って、世田谷一家殺害事件は、まるで犯行後も犯人は平然と社会生活をしていけるという確信を持って、犯行に及んでいるかのように思えてなりません。

そしてその犯行の手口はプロの殺人者の仕業というよりは、必ず殺害する、どんなことをしても人をめちゃめちゃに破壊してやるという、異常なまでに強烈な意志を持って殺人を実行したように感じられて、考えただけで身も凍りそうな恐怖に襲われます。

またも憶測ですが、犯人が多くの遺留品を現場に残した理由が、持ち帰って自ら処分するより現場に放置しておいた方が、万が一自分に捜査の手がおよび家宅捜索などをされたとしても、物的証拠となる所持品が手元になければ、犯人であるという証拠が十分ではないため、容疑者として検挙はされません。

指紋や血痕のDNAの照合が一致したとしても、それだけでは決定的な証拠とはならず起訴はされないだろうと考えたのだとしたら、犯人は相当頭のまわる人物だという以外にありません。

猟奇的殺人事件の発生を抑制するための社会的な対策が必要

事件からはや17年が経とうとしています。世田谷一家殺害事件は益々謎が深まるばかりで、捜査現場は依然として混乱を極め、捜査員の方は連日過酷な作業を強いられています。一刻も早い犯人逮捕と事件の解決を実現できますよう心から願います。

またこの世田谷一家殺害事件をはじめとする猟奇的殺人事件を発生させないためには、司法や行政による新たな対策はもちろん、民間においてもメディアなどを通じてこのような犯罪者の心理を追求し、その原因を追究して社会に向けての認識を高めることで、犯罪抑止に繋がります。このような凶悪犯罪が起きない社会を目指して、すべての人々が協調することが大切です。

凶悪殺人などの犯罪を防ぎ誰もが不安なく暮らせる社会の実現を

世田谷一家殺害事件の犯人像は多くの情報が錯綜し、混乱を極めています。少し例に挙げただけでも、近隣住民説、顔見知り犯行説、金銭目的の外国人説、精神病患者の犯行という説、創価学会関係者だという説などたくさんの仮説が出てきます。このような多くの情報から、決定的な事実が発見され、一刻も早く犯人が逮捕される事を強く願います。

世田谷一家殺害事件を始め、このような常軌を逸した殺人事件を二度と発生させないために、警察のみでなくいろいろな分野の研究者が集まり、再発防止の対策を検討することが有効です。今後は誰もが不安なく暮らせる社会を目指すために、一人一人ができることは何かを考える事が大切です。みんなが一丸となって、安全なよりよい社会を実現しましょう。

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