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2018年10月02日

海外で増加しているセクスティングのアプリの内容・事件|日本

セクスティングという言葉を知っていますか?メールやSNSで性的な画像やテキストを送信する行為のことです。近年、多くの未成年がセクスティングをしてしまい、問題となっています。セクスティングがどういうものか紹介するとともに、ネットリテラシーについて考えてみましょう

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セクスティングとは

セクスティングという言葉は、まだ日本では馴染みのない言葉でしょう。セクスティングのスペルは「sexting」と書き、性的なメッセージや写真を、携帯電話に送る行為を言います。

性的という意味の「sex」と、ショートメッセージサービス(SMS)を意味する「texting」を合わせた造語で、最初にこの言葉を使ったのは、2005年のイギリスの新聞「サンデーテレグラフ」であると言われています。

2008年にはアメリカのティーン雑誌でアンケートを取ったところ、ヌード写真を送信した経験がある人は、13歳~19歳で20%、20~26歳では33%にのぼり、性的メッセージを送信した経験は13歳~19歳で39%、20~26歳では59%になりました。

なぜセクスティングをするのか

セクスティングが行われる環境は、大まかにわけて三つあると言われています。1つは「恋人間での画像交換」です。遠く離れている場、離れている時間が長いといった場合に、お互いの寂しさを埋めるために、性的なテキストを送りあったり、写真を送りあったりして慰める行為です。

恋人に求められると、ついつい応えたくなってしまう人も多いでしょう。しかし、それが第三者に転送されてしまったらどうでしょうか。それが2つ目の「恋人から送られてきた画像の転送」です。これは不特定多数に転送されている場合や、金銭が絡んでる場合もあります。

そして3つ目は「片思いの相手に送信」することです。片思いの相手から乞われて、応じてしまうパターンもあれば、意中の相手に振り向いてもらうためのアピールのパターンもあります。

恋人間のセクスティングによる心理効果

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インターネット上で、指先一つでできてしまうセクスティングは、多くの危険を孕んでいると言わざるを得ません。しかしお互いを信頼しあっている恋人・夫婦間でセクスティングをする場合、メリットとなる心理効果があります。

それは、長い間一緒にいる事によるマンネリを打開できるという点です。誘惑するメールを送る事で、付き合い始めの時のようなドキドキ感を得る事ができます。お互いがドキドキするメールを送りあえば、その後にも期待感が高まります。

そして他人には見せられない、恥ずかしいやりとりは、秘密の共有となって、パートナーとの心理的距離間をグッと近づける効果があります。

セクスティングは違法なのか

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セクスティングじたいに、違法性があるのかと問われると、微妙なものでもあります。

セクスティングはインターネットが発達し、メールのやりとりが当たり前となった現代に浮上してきた問題ですが、恋人間での性的なやりとりは、インターネット普及以前から、文通などで行われて来ました。恋人同志なら、多少の性的なメッセージや画像のやりとりは、当たり前であるという点もあります。

しかし、そのやりとりが、あまりにも簡単であるという所に危険を孕んでいます。また恋人同士でも、アダルトコンテンツに厳しい地域では、それだけで違法になってしまう事もあるでしょう。

アメリカで起こった未成年のセクスティング事件

アメリカのノースカロライナ州では16歳のカップルが行ったセクスティングが問題になりました。性的犯罪者の容疑者になってしまったのは、なんとボーイフレンドに自分のヌード写真をセクスティングした少女でした。

16歳少女が、自分で自分を性的搾取したとされてしまいました。少女は司法取引をして無罪となりましたが、なんとも不思議な事件です。アメリカではバーモント、ネバダ、ロードアイランドなどの一部の州では、セクスティングを行ってしまった未成年を罪としない法律が定められていますが、他の州ではまだ法整備はされておらず、2014年には3人の未成年の逮捕者が出ています。

セクスティングの危険性

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セクスティングで問題になっているのは、送信した相手のみに見せていたものが、本人も知らない間に不特定多数に晒されてしまっていたり、リベンジポルノに使われてしまう事にあります。

事件にまで発展してしまったセクスティング行為の被害者は、未成年の少女が多いと言われています。ティーンエイジャーの少女は自分の魅力や価値を自覚しはじめる時期です。この頃に好奇心から、ついやってしまう事があります。

自己顕示欲や、承認欲求が強すぎると、相手の反応や求められる事が嬉しくて、より過激なセクスティングでアピールしてしまいます。しかし送った相手が悪意のある相手だと、インターネットの掲示板などに公開されてしまいます。

また意図的ではなくても、不正アクセスやウィルス感染で流出してしまったという事件も多いです。

実際にあったセクスティングの事件

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セクスティングが事件となってしまった事例を紹介します。

アメフト部員が関わった未成年セクスティング事件

2015年、アメリカが震撼した、セクスティング事件です。コロラド州のキャノンシティーで地元の高校生たちのヌード写真が、大量にソーシャルメディアにアップロードされました。

調査によると、流出した画像は400枚を超えていて、キャノンシティー高校のアメフト部を中心とした、100人の生徒が関わっていました。

コロラド州では未成年のポルノ写真を所持するのは犯罪ですが、容疑者はその未成年と言う状況に、警察は頭を悩ませました。

日本でも行われたセクスティング事件

2015年、24歳の男性が恋人である17歳の少女に、ヌード写真を送らせて、「いう事を聞かなければばら撒く」と言って脅し、逮捕された事件がありました。

2012年には25歳の男性が、ネットで知り合った14歳の少女とSkypeでビデオ通話中にヌードになるよう要求し、その様子をリアルタイムで動画投稿サイトに投稿していました。2500人以上が視聴していましたが、少女はその事を知らず、男性は書類送検されました。

また、2015年には女子高校生がアルバイト先で撮影した自らのわいせつな写真をTwitterにアップロードしたという事件がありました。少女は顔も学校名も隠していませんでした。

これらの画像は現在もインターネット上に流出しています。

セクスティングに使われるアプリ

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セクスティングは、テキストと画像のやりとりができれば何でもできます。TwitterやLINE、インスタグラムでもセクスティングが行われた事があります。

最近では「ボールト(金庫室)アプリ」と呼ばれるタイプのアプリケーションで行われます。これはパスワードを入力しないと開けないSNSアプリで、写真やテキストを親にも内緒で保存できるので、自立心が芽生え始めたティーンエイジャーに人気のアプリです。中にはアイコンを何の変哲もない計算機などにカモフラージュしてあるものもあります。

snapchat

「snapchat(スナップチャット)」というSNSアプリは、投稿した画像やテキストが数秒で消えるという特徴があります。この特性からか、未成年のセクスティングが問題になった事があります。

現在のsnapchatの公式サイトでは、アプリケーションの説明文に「アプリ内からは消えてしまっても、スクリーンショットやカメラ撮影などで保存される事もあります」という一文が添えられています。

インターネットの危険性を熟知しよう

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インターネットは今や生活には欠かせないものの1つで、恋人や夫婦間のやりとりにもよく使われます。しかし、まだまだ法整備が整っていない部分もあり、多くの危険性を孕んでいます。

恋人のためだけに送っていた画像やテキストが、絶対に流出しないとは限りません。セクスティング事件を予防する1番の方法は、そもそもセクスティングしない事にあるでしょう。そのためには、恋人や想い人に「ヌードを送ってほしい」と言われても「NO」と言える事が重要です。

また未成年者がセクスティングで被害者になる事を防ぐには、周りの大人がインターネットについて学ぶ事が一番の解決方法でしょう。

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