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2018年10月31日

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー

会社でも自宅でも、お客様が来られた時、通常であればお茶をお出ししますよね。日頃、何気なくしているお茶出しにも、実はキチンとしたマナーがあります。ここでは意外と知らなかったり見過ごしていたお茶出しのマナーを解説していきます。

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー

お茶出しの準備をする際のマナー

お茶出しといっても普段は特に考えないで行っている人も多いでしょう。自分や家族などでお茶を飲む時はそれでもいいですが、来客があった時、それも気を使わなければならない相手の時などは、キチンとしたマナーを知っておくと便利ですし、応用もききます。

茶器の準備

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
お茶出しの第1歩目、まずはお湯呑みと茶托を人数分用意します。

お湯呑みは蓋つきのものとそうでないものがありますが、相手によって使い分けます。茶托を使用する時もお湯呑みとのバランスを考えた大きさの物を用意しましょう。

これはお客様へのお茶出しに限らず、普段から気をつけたいことですが、お茶出しに使用するお湯呑みにヒビが入っていないかどうかは必ず確認することを忘れないで下さい。

お茶の淹れ方

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
では次にお茶の淹れ方を確認しましょう。お茶出しをする時に、美味しいお茶を淹れられると自信もつきますし、丁寧にお茶出しができます。

急須と湯のみを温める

お茶出しの第2歩目。人数分のお湯呑みを用意したら、急須とお湯呑みにお湯をいれて温めます。

これは冷たい急須やお湯呑みにお茶を淹れると冷めてしまい、せっかく美味しく淹れたお茶の香りも無くなってしまうからです。

かといって、あまり温めすぎるとお湯呑みが熱くて持てない、なんということになってしまいますので気をつけましょう。

急須に茶葉をいれ、お湯を注ぐ

お茶出しの第3歩目。当然ですが急須に人数分の茶葉をいれ、お湯を注ぎます。この時、いきなり、急須になみなみとお湯を注ぐのではなく、半分くらいの量にしましょう。

ここで気をつけたいのはお湯の温度です。日本茶の場合、お湯の温度で渋みが出たり香りが損なわれたりします。基本的に煎茶は70〜80℃くらい、玉露は60℃くらいが目安です。

お湯を注いだら1分ほど蒸らします。これは十分に茶葉を開かせるためです。

たまに、急須を揺らして茶葉を開かせる人がいますが、これは止めましょう。揺らすことにより茶葉から渋みが出てしまいます。せっかくのお茶出しなのですから、美味しいお茶を飲んでいただきましょう。

湯呑みに注ぐのは7分目まで

お茶出しの第4歩目。充分に蒸らしたお茶をお湯呑みに注ぎます。この時に気をつけたいのは1度でお湯呑みになみなみになるまでお茶を淹れないことです。

1つのお湯呑みに1度でお茶を注いでしまうと、後から淹れるお茶の濃さや香りにバラツキができてしまいます。それを防ぐためにも、3~4回に分けて人数分のお湯呑みにお茶を注ぐようにします。

お湯呑みに注ぐお茶の量は7分目までとしましょう。あまり量が多いとお茶出しをする時にこぼれてしまう恐れがありますし、反対に量が少ないと物足りなく感じます。

入室時のお茶出しマナー

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
お茶の準備ができたら次はお客様がいらっしゃる部屋へお茶を運びます。

お盆の位置は胸の下あたり

お茶出しの第5歩目。お盆にお茶を淹れたお湯呑みをのせて部屋まで運びます。

お盆にはお湯呑みのほか、人数分の茶托と清潔な布巾をのせます。この時、茶托の上にお湯呑みはのせないで別々に運びましょう。茶托にお湯呑みをのせて運ぶと、移動の最中にこぼしてしまった時に手間がかかってしまうからです。

お盆は自分の胸の下あたりを目安に持つといいでしょう。持ち方は、左手を開いた状態でお盆の下にして支え、右手は軽く添えるくらいにしておくと、部屋のドアもスムーズに開けることができます。

また、お盆は少し横のずらして持つと自分の息がかからないので、お茶出しをする時の心遣いとして覚えておくといいでしょう。

お茶の出し方

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
部屋の前まで持ってきたら、次は実際にお客様にお茶出しをします。

入室時のノックは3回

応接室などのドアをノックする時は必ず、3回ノックをしてください。

2回、ノックするのに慣れているかもしれませんが、正式なマナーとして、2回ノックをするのはトイレのドアだけです。

このマナーはお茶出しだけでなく、いろいろなシーンで応用できるので是非、覚えておきましょう。

いよいよお茶出し

お茶出しの第6歩目。部屋に入室したらいよいよお茶出しです。

会社で応接室や会議室でお茶出しをする場合と、自宅など個人宅の和室でお茶出しをする場合では少しだけ出し方が違います。

会議室や応接室など洋室では、入口付近や部屋の角にサイドテーブルが置いてある場合がほとんどです。なので、運んできたお盆はサイドテーブルに置いて、持ってきた布巾でお湯呑みの底を軽く拭いてから茶托にのせてお客様にお出ししましょう。

和室の場合は洋室と違い、サイドテーブルは無いことがほとんどです。この場合は、お客様の近くまで行き、お盆を畳の上に置いて布巾でお湯呑みの底を軽く拭いてから茶托にのせてお出しします。

お茶出しは座っている人の後方、右側から静かに出します。その時、会話中でなければ「どうぞ」と一声かけると良いです。

洋室にしろ和室にしろ、ドタドタと歩かず埃などをできるだけたてないように静かに歩きましょう。

お茶とお菓子を出す場合

会社などではあまりありませんが、自宅などではお客様にお茶だけではなくお茶菓子も一緒にお出しすることはよくあります。

お茶とお茶菓子を出す場合、順序としては先にお茶菓子をお出しします。置く位置は、お客様からみてお茶が右、お茶菓子が左となります。和食時のご飯と汁物の置き方と一緒です。

おしぼりもお出しする場合は、①おしぼり②お茶菓子③お茶の順番にお出しします。おしぼりは1番右側に置きますので、お客様からみると右から1)おしぼり、2)お茶、3)お茶菓子となります。

部屋の広さの都合などで、お客様の右側から出せないこともあるでしょう。ですが慌てず、落ち着いてお出しすれば大丈夫です。

お茶出しの順番

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
お茶出し第7歩目。お茶出しの順番です。

会社や自宅でもまず、お客様からお出ししてから社内の人間や家族に出します。

お客様が複数人の場合、間違えてはならないのが「誰に一番初めにお茶出しをするか」です。余程のことが無い限り、役職などが高い人は上座に座っていますので、上座の人からお出しすれば間違いはないでしょう。

自分の会社の人間にお茶出しをする場合は、当然ですが上司から出しましょう。

以上が基本的なお客様へのお茶出しの手順です。お茶出しが終了したらお盆は自分の左側に持ち退出します。

部屋を出る前に、ドアのところで1度、室内にむかって軽くお辞儀をしてから退室をすると丁寧な印象を与えることができますので、忘れずお辞儀をするようにしましょう。

また、せっかくお辞儀をしてもドアを音を立てて閉めてしまったら何の意味もありません。最後まで「静かに」を心がけてドアも静かに閉めましょう。

2杯目のお茶出しは30分を目安にする

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
お客様が来られて最初のお茶出しは「できるだけ素早く」することが大切です。では2杯目のお茶出しのタイミングはどうすればいいのでしょうか。

基本的には最初のお茶出しをしてから「30分」時間が過ぎたら2杯目のお茶出しをするといいでしょう。

1杯目のお茶と2杯目のお茶は、違う飲み物にする場合が多いです。会社などでお茶出しをする場合、時間が長びいた時のことを考えて、あらかじめ上司と何をお出しするか、決めておくといいでしょう。

自宅で2杯目のお茶出しをする場合、お客様が親しい相手であれば何が飲みたいか、聞くこともできます。

1杯目も2杯目も緑茶をお出しする場合、「同じ緑茶だから」といって急須にお茶を淹れて持っていくのはマナー違反です。1杯目の時とは違うお湯呑みと茶托を用意してお出ししましょう。

お茶が残っていた場合

2杯目を持っていった時に1杯目のお茶が残っている場合もあります。

そのような時は小さく「お下げいたします」「お取り換えいたします」など一声かけて取りかえるといいでしょう。

コーヒーなどお茶以外を出すときのマナー

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
緑茶以外の飲み物をお出しする時、よく用意されるのがコーヒーや紅茶です。

コーヒーや紅茶をお出しする時には、カップの取っ手が左側にくるようにお出しすることが多くみられます。正確にいうと、アメリカ式ではカップの取っ手は右側、イギリス式では取っ手が左側にくるようにします。

またコーヒーや紅茶の場合、飲み物だけでなくミルクや砂糖も添えなくてはいけません。はじめから何も入れずに飲むことが分かっていればいいのですが、そうでない場合は必ず用意しましょう。

1枚のソーサー(受け皿)にカップ、スプーン、砂糖、ミルクをのせる場合、カップの手前にスプーンの持ち手を右側にして砂糖、ミルクを置きます。

会議など大人数の場合は、カップとソーサーだけお客様の前に置き、砂糖やミルク、スプーン代わりのマドラーなどは別のお皿や器に入れてお出しする、という形も増えてきています。

状況に合わせてお出しするようにしましょう。

冷たい飲み物を出す時

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
夏の暑い時などや冬でも暖房がききすぎて部屋の温度が上がりすぎている時など、冷たい飲み物が喜ばれる場合があります。

冷たい飲み物をお出しする場合、コースターは必ず使うようにしましょう。グラスから水滴が机の上に落ちると見た目も悪いですし、書類などがある場合、濡らしてしまう可能性もありますしお客様にも気を使わせてしまいます。

会議などで冷たい飲み物を出す時は、まずコースターを置き、その後に飲み物が入ったグラスを置くようにします。飲み物がアイスコーヒーやアイスティの場合、ストローも添えるといいでしょう。

ミルクやシロップはできれば、小さな器を用意し1人分をセットして飲み物と一緒にお出しすると、使用後のものをその器に戻してもらうことで机を汚す心配もありません。

人数が違っていたらどうする?

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
お茶の準備をしていざ、部屋に持っていた時に聞いていた人数と違っていたらどうしたらいいのでしょうか。

そこでも慌てることはありません。まず、お客様にお出ししてから「すぐに持ってまいります」などと一声かけて退室し、準備をすればいいだけのことです。慌ててお客様にもお茶出しをせずに退出する方が失礼にあたります。

お茶出しは緊張しなくても大丈夫!

【ビジネスマナー】来客時の正しいお茶出しマナー
以上のマナーなどを守れば「お茶出しは緊張するからイヤだ」と思っていた人も緊張せずにお茶出しが出来るのではないでしょうか。

お茶出しはいわゆる「おもてなし」です。心をこめて丁寧に行えばけっして難しいものではありません。

自分や家族だけではなく、友人や会社の人にも美味しいお茶を淹れてあげてくださいね。

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